モダニズムの傑作、旧乾邸が特別観覧
2018.4.5 12:00

乾新治氏の邸宅として建てられたモダニズム建築の傑作「旧乾邸」(神戸市内)
(写真3枚)
神戸市指定有形文化財・指定名勝「旧乾邸」(神戸市東灘区)の特別観覧が5月24日から30日まで開催。現在、観覧希望者を募集している。
「旧乾邸」は東灘区の山麓部、約3900平方メートルの広大な敷地に現存する約770平方メートルの洋館。1936年頃に建てられ、「乾汽船」を設立した乾新治氏(4代目新兵衛)の自宅。設計は、モダニズム建築で知られる渡邊節氏によるものだ。
阪神間のモダニズムを象徴する大邸宅で、洋風を基調としながらも和洋を折衷。重厚さのなかに、繊細なデザインが取り組まれている。建設当時は和館と洋館が建てられていたが1995年の阪神大震災で和館が全壊、洋館だけが残っている。

当時の風格がよく伝わる主屋や土蔵、さらに庭園なども非常に貴重なもの。門や塀も含め建物全体が神戸市指定有形文化財となっている。また、六甲山の地形を生かした庭園も一部を除いて神戸市指定名勝だ。
朝ドラ『べっぴんさん』をはじめとしたロケ地、展覧会など幅広く活用されているが、普段は公開されていない施設なため、ぜひこの機会に訪れてモダニズム建築のすばらしさに触れてみてはいかがだろう。申し込みは往復はがきのみ。定員は1回40人まで。応募者多数の場合は抽選となる(募集は4月27日消印有効、詳細は神戸市サイトにて)。
文/岡田由佳子
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