神戸地酒・福寿の粕でスイーツなど

同じ酒粕からでもこれだけのバリエーションが生まれる
日本酒を造る工程で生成される酒粕。甘酒や粕汁などで使われるが、実は関西以外ではあまり食されないという。そんななか神戸市東灘区の岡本商店街にある飲食店が、フレンチやスイーツなどに酒粕を使ったオリジナルメニューを考案。2月の1カ月間限定でイベントが行われている。
使われるのは、昨年末ノーベル賞授賞式の晩餐会後のパーティーで提供された神戸の地酒「福寿 純米吟醸」の酒粕。フランス食材店「ラクソン」のサロム・オリヴィエさんは、「フランス人の目で見ると酒粕はチーズとよく似てる」とチーズの代わりに酒粕で作った酒粕&神戸産にんじんのジンジャービスコッティを販売。また「神戸・岡本コージーカフェ」の人参といちごに酒粕を加えた糀甘酒は、「材料に含まれるフラボノイドや糀と酒粕で腸美人を目指すドリンク」と代表の永楽さん。ほかにも瀬戸内の寒サバの酒粕漬けや酒粕で作ったタルトやマカロンなど、商店街の13店舗が様々なアレンジで酒粕メニューを提供している。
元々地元に酒蔵が多いこの地域では、冬になると板状の酒粕を焼いて食べたり、粕汁で体を温めたりする風習があり、町を挙げて酒粕を使った料理を郷土料理と宣言することに。大手日本酒メーカーが近年導入している製法により酒粕そのものが少なくなっており、「冬の風物詩をなくさないように」という背景もあるという。

今回のプロジェクトに賛同した蔵元「神戸酒心館」の湊本雅和さんは、「食べると悪玉(LDL)コレステロール値が下がると言われ、以前NHKで特集された時には日本中から酒粕がなくなった。酒粕にはおいしくて体に良い効果がある」と話す。
『酒粕郷土料理化宣言』
日程:2016年2月1日(月)〜29日(月)
会場:岡本商店街内の13店舗(神戸市東灘区岡本1-14−14)
電話:078-412-3096(岡本商店街事務局)
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