日本史にその名を刻む大傑作、レキシ「ようやく時代が」

「好きな武将は、滝田栄が演じた徳川家康」(レキシ)
──参加アーティストのみなさんも日本史好きなんですか?
多いですね。Mummy−D(RHYMESTER)さん、ここではMC母上ですけど、筋金入りですからね。趣味が城巡りって、そんじゃそこらの城じゃないですからね、もう。名古屋城行ってきたというから、あ、わりとメジャーなんだって思ったら、九州の名護屋城つってね。あ、そっちですか、スイマセンみたいな(笑)。SAKEROCKのハマケン(浜野謙太)もそうですね。信長好きで、バンドで信長って曲を作ったくらいだから。で、レキシネームも織田信ナニ? という。
──そのレキシネームですが、すごいリクエストが殺到してると聞いたんですが。
そうですね。付けてくれってストレートに言う人もいれば、言わないけど明らかに欲しそうだなって人もいて(笑)。やたらと、次のレキシ、こういう曲とかいいんじゃないかとかね、言ってくるんですよ。どうしてもってしつこいくらいに言われたら付けちゃうときもありますけど、目上の人が一番困るんですよ。
──有吉弘行のあだ名みたいな感じですね。
そうそう。ホント、近いですよね。一応、参加してくれた人なんですよって説明するんですけど、説明できない大御所クラスの人はね。まぁ、まだあげてないんですけど。やんわりとね。大先輩ですからね。
──そもそも池田さんが、日本史にはまったキッカケってなんだったんですか?
小学生の頃は、年末の時代劇ドラマですかね。白虎隊とか忠臣蔵とか。その辺は熱心に観てましたね。福井ってNHKを入れて4チャンネルしかなかったんですよ。だから、普段からほぼ時代劇ばっかりで。水戸黄門、大岡越前、仕事人、長七郎江戸日記、江戸を斬る、とかね。最近だと、司馬遼太郎とかも読みましたけど、やっぱ掘り下げて好きになったのは中学校の頃ですね。
──今好きな武将といえば、誰ですか?
木村重成っていう、大阪夏の陣を戦った10代の武将がいるんですね。そんなに有名じゃないので史実がなく、エピソードくらいしか知らないんですけど、豊臣方の若い武将で、最後の戦いを死ぬ覚悟で臨んだという。いよいよ出陣という前の晩に夜ごはんをほとんど残したので、奥さんが、明日の出陣が気になって食が進まないのですか? って訊いたら、戦で斬られたときに腹のなかの物が出て敵に見苦しいものを見せるわけにはいかないって。それぐらい覚悟をしてて。
──若くして、漢(おとこ)ですね。
そうなんですよね。その木村重成と、真田幸村の息子・大助が同じ頃の年頃で、一緒に戦いに行ったのではないかと勝手に想像しながら作ったのが、1stアルバムに入っている『真田記念日』って曲で。そんなことばっか考えてるのかな? いや、そうじゃないと思うんですけどねぇ。

──それは仕事なんですか?
いや、わからないですね。歌詞考えてるときは、なんで俺、こんなプロジェクトやっちゃったんだろうって悩むわけですよ。なのに、普段そればっか考えてるんですよね。休憩中も、あ、これ歌詞になるなとか。すっごい悩んで、悩んで、悩んでる人が、誰に相談しよう、そうだ、一休さんに相談しようとかって曲を思いつくわけですよ。あ、これ、次リリースする曲なんですけどね(笑)。ただ、それをカタチにするのはすごい大変なんですよね。何の話でしたっけ? あ、好きな武将だ(笑)。そうそう、徳川家康が好きでした。子どもの頃、大河ドラマで滝田栄さんがやられてた徳川家康の兜の飾りが好きだったんですよ。
──そういうのありますよね、子どもの頃って。
ありますよね。それだけで徳川家康が好きだったんです。家康って、タヌキおやじとかいう腹黒いイメージじゃないですか。僕の場合は、滝田栄さんのスマートなイメージなんです。武田に敗れる前までの。だから、アンチ家康の人は、あのとき武田に討たれて欲しかったとか言うんですよ。幸村もそうですけど、負けた武将の方が人気あったりするじゃないですか。最近でいえば、三成贔屓みたいなね。人それぞれ面白いですよね。何言ってるんだろう、俺は(笑)。
──アンチ家康ってなんですか?(笑)
いるんですよ、アンチ家康。関西は多いみたいで。関西は秀吉派ですよね。家康って、騙くらかして豊臣を討ったイメージが強いじゃないですか。それもね、わかんないですよね。アンチ石原都知事も多いじゃないですか。でも、実際会ってみたら、お前イイ奴だなってなると思うんですよ。もう完全にもってかれちゃう、絶対。遠く離れてるから好き勝手言うけど、家康もね。なんせ、幕府開いたくらいですからね。
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