入手困難のメロンケーキがついにお店で買える、神戸に路面店

2020.12.14 14:15

「メロンケーキ」1カット1500円

(写真6枚)

メロンを丸ごとケーキに仕立てた「メロンケーキ」考案者の加藤幸樹さんによるお店「アトリエ・カトー」(神戸市灘区)が、11月22日にオープン。話題のメロンケーキを販売する全国初の路面店として、注目が集まっている。

さまざまなメディアで紹介され、注目を集めていたメロンケーキ。メロンのなかがケーキになっている意外性やその豪華さで、多くの人を魅了してきた。しかし、これまで加藤さんは店舗を持たずパティシエやコンサルティング業務をおこなっていたため、提携している飲食店のみで提供され、入手困難品としても知られていた。

実は自身の店を持つことはまだ考えていなかったという加藤シェフが、今回路面店をオープンすると決めたのは今年8月と最近のこと。

「以前もここは洋菓子店でしたが、後継者不足で店を閉めることになったそうで。誰か引き継いでくれる人はいないか?と依頼があり探していたのですが、コロナ禍ということもあり難しかった。なので、それなら僕がと決意し、お店をオープンすることになりました」と、経緯を話す。

待望の路面店オープンで、メロンケーキは1カットから購入できるようになり、すでにそれ目当てで他府県から訪れる人も多くいるという。

常時10種類以上が並ぶタルトは、500円〜

静岡県産のマスクメロンを丸ごとひとつくり抜いて、なかにスポンジ・生クリーム・季節のフルーツなどを入れた華やかな一品。カット販売以外にも、予約すればホールでの購入も可能だという。

そのほかにも、季節の食材を使ったタルトが常時10種類以上スタンバイするなど、加藤さんの腕によりをかけたスイーツがショーケースにずらりと並んでいる。

また、店名に「アトリエ」と付けたように、お菓子を作品として考えている加藤さん。「メロンケーキ以外にも、タルトを年間100種類以上考案し、作品として提供したい。メロンケーキが、チーズケーキやショートケーキのように1つのケーキのジャンルになれば」と意気込む。

また「お客さまには、いつ来ても新しいものがあり、新鮮な気持ちになってもらえる店を目指したい。また飲食業界を変えていけるような、洋菓子店の新たなモデルになれたら」と今後の展望を話した。

2021年1月からはイートイン限定のスイーツも提供される予定で、「賞味期限30分のケーキ」などがラインアップする予定。場所は、阪急六甲駅から徒歩5分。営業時間は11時〜18時30分。

取材・写真/野村真帆

「Atelier Kato」

住所:神戸市灘区篠原本町1-7-1 メープル六甲1F
営業:11:00〜18:30
電話:078-855-7792
日・月曜休

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