錦織友一とは何者だったのか…髙石あかりとトミー・バストウ、大阪のイベントで振りかえる

2時間前

「『ばけばけ』スペシャールトーク in BK」の様子(3月16日/NHK大阪ホール)

(写真9枚)

放送を残すところ2週となった連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合)のトークイベントが3月16日、「NHK大阪ホール」(大阪市中央区)で開催。「『ばけばけ』スペシャールトーク in BK」と題されたイベントには、1万件以上もの観覧応募が集まったとのことで、15倍率を勝ち抜いたラッキーなファン約1100人が客席を埋め尽くした。

同イベントには高石あかり、トミー・バストウ、寛一郎、さとうほなみ、濱正悟、前原瑞樹、野内まる、池谷のぶえ、佐野史郎が登壇。キャストが登場するや、会場は大歓声に包まれた。

■ トキ・ヘブン・銀二郎の気まずい3ショットが実現

司会進行の高瀬耕造アナウンサーが役名とともにキャストたちを紹介し、各々が挨拶をするタイミングで、ちょっとしたハプニングが起こった。「松野トキ、いえ、先日雨清水トキになりました髙石あかりです。よろしくお願いいたします」「ヘブンを演じたトミー・バストウです。よろしくおねがいします」と“夫婦”が挨拶した後のことだった。

続いてトキの元夫・銀二郎を演じた寛一郎が紹介されると、思わず会場に笑いが。きっと懐かしさとともに、「ラブラブなトキ・ヘブンのあとに紹介させられて気まずそう・・・」という笑いだったのだろう。

会場のリアクションを受けて寛一郎は、「なんで笑いが起きたのか(笑)。“まだ松野”銀二郎の寛一郎です。さきほど楽屋でおふたり(髙石とトミー)に『僕だけまだ松野なんだ』と挨拶しました」と、ユーモアを交えて自己紹介した。

これは第23週でヘブンとトキが、息子の勘太とともに3人同じ籍に入る手続きをしようとしたところ、まだ銀二郎が婿養子として松野の籍に残っていたというエピソードにちなんだコメント。これにも会場からは笑いと拍手が起こった。

『ばけばけ』のスピンオフドラマ、「オサワ、スイーッチョン。」(C)NHK
『ばけばけ』のスピンオフドラマ、「オサワ、スイーッチョン。」(C)NHK

■ 江藤知事による怪談朗読、「雨清水家」3人が中継で対面

会場では、3月30日から4夜連続で『ばけばけ』スピンオフドラマが放送されることが、ネットの情報解禁より一足早く発表され、客席は大盛り上がり。スピンオフでフィーチャーされる庄田(濱正悟)とウメ(野内まる)が、本編での思い出深いエピソードと、スピンオフのあらましを語った。

『ばけばけ』のスピンオフドラマ、「オウメサン、オカミ、シマス。」(C)NHK
『ばけばけ』のスピンオフドラマ、「オウメサン、オカミ、シマス。」(C)NHK

江藤知事を演じた佐野史郎は長年、小泉八雲作品の朗読活動を続けており、今回のイベントでは「雪女」を披露。佐野の臨場感あふれる表現に、観客は怪談の世界観に没入しながら聞き入っていた。

また途中、島根県松江市で同時開催されていたトークショーに出演中の北川景子・板垣李光人と中継がつながれ、「雨清水家」の3人家族が久しぶりに対面。トキ・タエ・三之丞が満面の笑みで手をふり合っていた。

■ 亡き錦織に想いを馳せたトキとヘブン

イベントは複数のトークテーマに分かれて進行。キャストたちが各々の役どころや、「名シーン」「ちょっと気になるあのシーン」について、「あのとき、演じながらどう思った?」と語り合った。

また、イベント開催日の直前に放送された第115回でこの世を去った錦織(吉沢亮)に話題が及び、高瀬アナから「錦織友一とは何者だったのか」という質問が飛んだ。

『ばけばけ』第115回より。(C)NHK
『ばけばけ』第115回より。『東の国から』の1ページ目に書かれたふたりの友情の証を目にし、微笑む錦織(C)NHK

これを受けて、髙石は「友人を超えた『何か』ですよね。ヘブンさんにとって錦織さんはイマジナリーフレンドぐらいの、必要不可欠でずっと心の中にいた存在なんだと思います。(錦織が側にいるのが)当たり前になっていたから、ヘブンさんは家族を守る道を選んで熊本に行ったけれど、ふたりは離れていても互いを思いやっていた。

(錦織からの封書を開けるシーンで)ヘブンさんが、錦織さんがおせっかいを焼いていたことを知って『やっぱり』と言う。この台詞でふたりは心で通じ合っていたんだとわかって、涙が出そうになりました」と感慨深げに語った。

『ばけばけ』第115回より。(C)NHK
『ばけばけ』第115回より。錦織の「焚き付け」を受けて、一心不乱にペンを走らせるヘブン(C)NHK

そして、唯一無二の親友にしてリテラリーアシスタントを喪ったヘブンを演じたトミーは、「ヘブンが日本で活躍できたのは錦織さんのおかげ。リテラリーアシスタントの最後の仕事として、ヘブン(の執筆への情熱)を盛り上げるための芝居は最高でした。

亮さんは大量に体重を減らしたので、セットの中では『疲れた』と言っていて、倒れそうだった。でも撮影が始まったとたん、彼のなかの『強さ』がすごく出てきた。亮さん最高だ! と思いました」と、第115回の「松江大橋のたもとでのヘブン・錦織、最後のシーン」をふり返った。

『ばけばけ』第115回より。(C)NHK
『ばけばけ』第115回より。錦織はヘブンに「作家としてのあなたは死んだも同然」と厳しい言葉を向けた(C)NHK

さらに髙石は、俳優の先輩である吉沢に敬意を表し、「自分の身体の形を変えるって相当なことだと思いますし、映像で見るよりも、実物の吉沢さんはもっと痩せていて。スタッフさんもとても心配していました。その強さと役者魂に学ぶことが多かったです」とコメントした。

このイベントの模様は3月20日・18時5分〜(NHK総合・全国)、3月21日・8時15分〜(NHK総合・関西/中国地域)地上波で放送される。また、スピンオフドラマは本編最終回の後、3月30日から4月2日までの4夜連続、「オサワ、スイーッチョン。」「オウメサン、オカミ、シマス。」の2本を放送。同番組では出演者たちのスペシャルインタビュー&トークも披露される。

『ばけばけ』のスピンオフドラマ、「オサワ、スイーッチョン。」には錦織も登場(C)NHK
『ばけばけ』のスピンオフドラマ、「オサワ、スイーッチョン。」には錦織も登場(C)NHK

取材・文/佐野華英

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