織田信長役・小栗旬、第4回の仲野太賀に「心を動かされた」【豊臣兄弟】

2026.1.25 21:00

大河ドラマ『豊臣兄弟!』織田信長役・小栗旬 (C)NHK

(写真4枚)

豊臣秀吉の名参謀と言われた弟・豊臣秀長(小一郎)のサクセスストーリーを、仲野太賀主演で描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)。織田信長を演じる小栗旬が、主演の仲野太賀との関係や今後のみどころなどについてコメントを寄せた。

■「悲しみを心の奥に抱いている」豊臣兄弟!の織田信長像

僕が初めて見た信長役は、大河ドラマ『秀吉』の渡哲也さん。すごく怖くて、そのイメージが強烈に残っています。今回は具体的にキャラクターを固めず、脚本に描かれている信長を演じることを心がけています。

『豊臣兄弟!』の信長は、非常に合理的で先進的な考えを持った人。しかし、その考えは周囲になかなか理解されず、「誰も自分のことを分かってくれない」という悲しみを心の奥に抱いています。その上、「信長としてこうあらねばならない」と自分で自分を縛ってしまうので、本来の自分とかい離するふるまいをしてしまう瞬間がたくさんあるなと感じます。

僕もキャリアを重ねて、現場では後輩たちの前でちゃんとしようとしていますが、本当の自分とはやっぱりギャップもあって。そこは、信長にシンパシーを感じる部分ですね。

『豊臣兄弟!』第2回より。(C)NHK
『豊臣兄弟!』第2回より。岩倉城攻めを家臣たちに指示する織田信長(写真中央、小栗旬)(C)NHK

■ 第4回の仲野太賀の演技に「心が動かされた」

主演の(仲野)太賀くんが、どうすれば全員が納得できる世になるのかを模索し続ける“仲野・秀長”を、池松(壮亮)くんは、弟の小一郎を引っ張りながら出世にまい進する“池松・秀吉”を、それぞれ説得力をもって演じられています。小一郎には、今の時代にいてほしいリーダーの素質があると思います。

『豊臣兄弟!』第3回より。(C)NHK
『豊臣兄弟!』第3回より。織田信長(写真左、小栗旬)に叱責される小一郎(写真右、仲野太賀)(C)NHK

撮影当初から、現場を背負おうとする太賀くんの姿勢は十分伝わっていたので、「長期間の撮影なのでそんなにひとりで背負わなくても大丈夫だと思う」とお話しました。また池松くんの存在も、太賀くんにとってすごく心強いと思います。2人がいいバランスで演じられているので、これからも大いに能力を発揮して、皆を引っ張っていってほしいです。

第4回(1月25日放送)で、信長が小一郎に「近習としてわしのそばに仕えよ」と言うシーンがありましたが、そのときの太賀くんのお芝居には本当に感動しましたし、心を動かされました。その場にいた織田家家臣団の皆が刺激を受けた瞬間でもあったと思います。

■『秀吉』以来30年ぶり、竹中直人とのシーンに注目

今後、松永久秀を演じる竹中直人さんとのシーンがありますが、面と向かってお芝居するのは大河ドラマ『秀吉』以来、約30年ぶりでした。撮影現場で段取りをつけていたとき、信長よりも小栗旬としての気持ちが先にあふれ出てしまって。あのとき秀吉だった竹中さんとまた一緒にお芝居できたことが感慨深かったです。

『豊臣兄弟!』第3回より。(C)NHK
『豊臣兄弟!』第3回より。織田信長(小栗旬)にお酌をする妹・市(宮崎あおい)(C)NHK

また、市(宮﨑あおい)と信長の関係も見どころの一つです。市といるときの信長は、ふだんよりもリラックスした状態でいられているので、そこは意識して演じています。宮﨑さんは繊細に市を作りあげられていて、一つ一つの演技が心にしっかり届くので、一緒にお芝居をしていて楽しいです。

今作の信長には、市の人生だけは守りたいという思いが強くあるので、2人の今後にも注目していただけたらと思います。

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