気に入っている成人式の振袖、結婚後も着るのはまずい?「有識者教えて」

2時間前

「結婚しちゃったんですけどどーしてもまだ着たい!」(提供:水琴_りづきけいとさん)

(写真4枚)

「成人式の時の振袖が一生で一番気に入ってるんですけど、これ既婚者が袖丈そのままで着るのはまずいですよね?(公式な場でなく街着で…)」

袖が長く、華やかでおめでたい柄が使われる振袖。若い女性の第一礼装として、成人式や正式な場で着用されますが、「未婚の女性が着る」ものと言われています。そのため、振袖は、成人式のときにしか着ておらずしまいっぱなし、または、成人式以外では着ないからレンタルにしたという方が多いのではないでしょうか。

今回、成人式のときに一目惚れして購入した振袖を、結婚しちゃったけれどもっと着たいと、成人式の写真とともに「有識者教えて下さい」とXに問いかけたのは、漫画原作などのシナリオライター「水琴(りづきけいと)」(@mnt_miko)さんです。

水琴さんの振袖は、黒と白の太い縞柄に、縁起の良い花が散りばめられたレトロモダンなデザイン。「一目惚れでした。もともと和洋折衷のスタイルが好きで、この振袖の『黒と白のストライプ』というモダンで少しロックなデザインに心を奪われました。式の時は定番のふわふわの白いファーではなく赤いベルベットのケープを合わせたり、反抗的な二十歳でした(笑)。鮮やかな花柄とのコントラストが絶妙で、何年経っても色褪せない『私にとっての世界一のドレス』です」と水琴さん。

成人式と、友人の結婚式の2回だけ着た着物です(提供:水琴_りづきけいとさん)
成人式と、友人の結婚式の2回だけ着た着物です(提供:水琴_りづきけいとさん)

成人式以外では、結婚式を挙げる友人から「ぜひ着てきて!」と言われて、1回だけ着たそう。その時に「もっと着られたらいいのに思った」と話します。しかし、結婚後はそのまま着るのはマナー違反なのかもしれない……、かといって長い袖を切ったら柄のバランスが崩れてしまいそうと悩み、今回の投稿にいたりました。

水琴さんの問いかけに、900を超えるたくさんのアドバイスとコメントが寄せられて、大反響に。

■寄せられた意見、いろんなアドバイスが

「お袖切って直して、切った部分を振袖に合わせる小物やバッグにするのも良さそうですね」

「この縦縞、袖を切ってしまうと全体のバランスが崩れる可能性が高いので、切るのは少し怖いです……もし『袖の長さ』が気になるようでしたら、”袴(はかま)”と合わせて『大正ロマン風コーデ』にするのはいかがでしょうか? 袴なら既婚未婚問わず着られますし、袖が長くても違和感なく、むしろこの柄のモダンさが際立って最高に似合うと思います!」

「呉服屋さんで相談すれば、切らずに折り込んで中振袖(少し短め)にする方法とか提案してくれると思うよ」

「人の意見気にしてたら何もできない。好きにしてOK」

「一応着物屋さんで働いているモノです! 既婚者が振袖を着ることに関してですが! 公式の場でなければ全然問題ないです。むしろ主さんのように、一度しか着ていない振袖を切ってしまうのも、もったいないということで、おしゃれ着として着用される方が多くいます! 袖に関しましては、切ることは可能ですが、個人的には切った着物は割と切ったんだろうなぁと分かります。お茶やなど改まった場所で着用されないのならば、長いままで着られるのが大変美しいかと思います! そしてロリィタのお姿とても素敵です。着物とロリィタライフ楽しんでくださいね♪  失礼いたしました」

「時代と共に着る人も減っているので、中振袖にすれば既婚者も結婚式のお呼ばれで着てもOKになればいいのにな、と思いますね…。そしたら思い出の振袖は長く切れるし、着物屋さんはお直しでお金も入るし良いのではないかと考えてます…! ちなみに私は弟の結婚式で柄は少ないですが中振袖着ました!」

袖はそのままで街着としてオシャレを楽しんで良いという、あたたかいコメントがほとんどでした。水琴さんは「『誰がなんと言おうと、好きなものを着ていい!』という力強いエールに涙が出そうになりました。特に『作家の宇野千代さんも、お婆さんになっても好きな振袖を着ていた』というエピソードを教えていただいたことが印象に残っています。『年齢や既婚未婚で諦めなくていいんだ』と、背中を押されました」と話し、公式な場ではなく、街着として楽しむために合わせる帯を考えるなど準備をしています。

水琴さんは、刀剣イベントなどに行くときなどにも着物を楽しまれています(提供:水琴_りづきけいとさん)
水琴さんは、刀剣イベントなどに行くときなどにも着物を楽しまれています(提供:水琴_りづきけいとさん)

「ロリィタファッションが好きなので、レースのタブリエや洋服のブラウスやブーツ、帽子などを合わせた『和洋折衷コーデ』にして、モダンな遊び心を取り入れながら、イベントや遊びに着ていけたらと思っています」と、背中を押してもらえたので、「着物は着てこそ輝くと思うので、機会を作って何度も袖を通したい」と、振袖で出かける日を楽しみにしています。

2026年の初詣はこちらの着物で(提供:水琴_りづきけいとさん)
2026年の初詣はこちらの着物で(提供:水琴_りづきけいとさん)

亡くなったお祖母様が着物が好きだった影響もあり、水琴さんも着物が大好きなんだそう。「祖母が残してくれた着物や、現代の新しいデザインの着物を組み合わせて、自分らしい物語を纏うような気持ちで楽しんでいます」ということですから、振袖もステキに着こなされそうですね。

◾️水琴(りづきけいと)さんのプロフィール  
着物のコーディネートで自分を表現するように、漫画原作などのシナリオライターとして物語を紡ぐ。「着物もまた一つの『物語』だと思っています。古いルールも大切ですが、令和の時代に合わせて、もっと自由に、誰もが『好き』を表現できる空気が広がれば嬉しいです」

取材・文/太田 浩子

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