木村拓哉「間違いをただ否定するのではなく」…大阪イベントで主演映画への思い明かす

4時間前

映画『TOKYOタクシー』のイベントに登壇した山田洋次監督、倍賞千恵子、木村拓哉(大阪市内・11月12日)

(写真3枚)

俳優・木村拓哉が11月12日、映画『TOKYOタクシー』のイベントで大阪の通天閣に倍賞千恵子、山田洋次監督とともに登場。同作に込めた思いを熱く語った。

通天閣の麓から木村が劇中で使用したタクシーの助手席に倍賞を乗せ、沿道を埋め尽くした大勢のファンからの熱い大歓声を浴びながら、ステージまで走行。まるで劇中のシーンが再現されたかのような登場に、会場のボルテージは最高潮となった。

「こんなに沢山の方がいらっしゃるなんてとてもありがたいです」と一帯を見回し、笑顔をみせた木村。

映画『TOKYOタクシー』のイベントに登壇した木村拓哉(11月12日 Lmaga.jp撮影)
映画『TOKYOタクシー』のイベントに登壇した木村拓哉(11月12日 Lmaga.jp撮影)

同作については「僕が演じた浩二は劇中でひとつだけ大きな間違いを犯すんですが、それは『今を生きているからこそ起こり得る間違い』だと思っています。観客の皆さんには、浩二の間違いをただ否定するのではなく、苦悩の末に出した答えとして受け止め、この作品が示すように、間違いとして終わらせず本作のタクシーのように、皆さんが前に進み続けるための力になることを願っています」と熱く語った。

続いて山田監督は、「この映画に登場する2人は決して特別な人ではないんですが、最後に不思議な奇跡が起こる映画です。浩二のようなタクシーの運転手のように、毎日を懸命に生きている人たちが幸せになってほしいという想いを精一杯込めました」と本作への思いを明かした。

大阪の通天閣に降臨した木村拓哉(11月12日 Lmaga.jp撮影)
大阪の通天閣に降臨した木村拓哉(11月12日 Lmaga.jp撮影)

最後に木村は、「『TOKYOタクシー』ぜひ受け取ってほしいと思います。よろしくお願いします。今日は集まってくれた皆さんも本当にありがとうございました!」と観客にメッセージを贈り、タクシーセレモニーは幕を閉じた。

映画『TOKYOタクシー』は、木村演じるタクシー運転手の宇佐美浩二が、倍賞演じる上品なマダム・高野すみれを高齢者施設に送り届けるなかで、会話を重ねやがて心を許していくというストーリー。11月21日より全国ロードショー。

取材・文・撮影/Lmaga.jp編集部

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