「悪徳プロデューサー」化した蔦重、歌麿もついに決別へ【べらぼう】

『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第42回より。涙ながらに絵師・喜多川歌麿を説得する重三郎(横浜流星)(C)NHK
横浜流星主演で、数多くの浮世絵や小説を世に送り出したメディア王・蔦屋重三郎の、波乱万丈の生涯を描く大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)。11月2日の第42回「招かれざる客」では、重三郎の母の死、ていのおめでた、あのお笑いコンビの再登場+完全体での登場などいろいろ話題は多かったが、やはり重三郎と歌麿の別れが決定的になったことに、多くの意見が出ていた。
■ 大繁盛の蔦重に忍び寄るライバル…第42回あらすじ
喜多川歌麿(染谷将太)が市中の看板娘たちを描いた錦絵は大評判となり、人々が娘たちの店に押し寄せ、経済が再び回り始めた。さらに重三郎の妻・てい(橋本愛)が懐妊し、重三郎は喜びにひたる。その頃歌麿の元に西村屋与八(西村まさ彦)と、鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)の次男で、西村屋の二代目となった万次郎(中村莟玉)が来訪。万次郎は西村屋で錦絵を出すことを願うが、歌麿は自分は蔦重の抱えだと断る。

しかし与八は歌麿の絵で、蔦屋の印の方が歌麿の名前より上になっていることを根拠に、都合よく使われていないかと問う。その直後に重三郎が、吉原からの借金を帳消しにする代わりに、歌麿に大量の絵を描かせることを勝手に決めた。仕事を抱えきれないなら、弟子に代わりに描かせればいいと言われるなど、重三郎への不信感を募らせていた歌麿は、今の仕事が終わったら蔦屋と手を切り、西村屋と仕事をすると万次郎に告げた・・・。
■ 爆笑問題&クールポコが2人揃って登場!
前回の放送で重三郎の母・つよ(高岡早紀)に、これ以上はないほど太い死亡フラグが立っていたが、ほぼ全視聴者が予想した通り、重三郎が尾張出張に行ってる間に亡くなってしまった。
しかしそれが九郎助稲荷(綾瀬はるか)のナレーションであっさり報告されたため、SNSは「つよさんナレ死かよ!」「ババアがしんじまったよおおおおおお」などの悲嘆の声があふれたが、重三郎がこっそり「おっかさん」呼びしたことで「なくなったのは淋しいけど、わだかまりが消えて送り出せたのは良かったと思う」という安堵の声も聞かれた。

そして歌麿の「婦人相学十躰」のおかげで、畳を新調できるほど持ち直した蔦屋は、続けて市中のお店の看板娘たちを題材にした美人画を正月に発表。その際に店頭で餅つきが行われたが、これが第12回にも登場していたクールポコ! 第22回以来の再登場に「餅つきのたびに呼ばれるのかクールポコ」「適材適所の役をまたしてる」などの喜びのコメントが。

さらに今回はクールポコに加えて「爆笑問題」の2人がそろってお目見え! 太田光は前回に引き続き、人相見の大当開運役で登場。餅つきに向かって唐突に「やっちまったなー!」と叫んだ瞬間、SNSは「お前が言うなww」「ただの太田光やないかw」と、まさに「草生える」の状態に。相方の田中裕二は、同業者の観相家として初登場。2人がそろった瞬間も「相学仲間て相方やんかw」「やべえな。爆笑問題もそろってしまった」「爆笑相学問題」と、最高潮と言えるほど盛り上がった。
■ 美人画で「握手会商法」誕生、一橋治済も行列に
歌麿の絵によって、人々がモデル目当てに大金を動かすようになり、蔦屋も昔の勢いが戻ってきた。そんななか、おていさんがご懐妊というさらに嬉しいニュースが!おていさんが重三郎と同年代ならアラフォー・・・今の感覚だと50代で初のおめでたという感じだろうから、おていさん的には確かにちょっと気恥ずかしいかもしれないが、SNSは「予告の『子ができた』は本当におていさん自身の事だったのかー!おめでとう!」「妊娠は個人的には凄く嬉しかった。だが高齢出産は今現代に於いても命掛けだ」と、祝福と心配の言葉が同時に見受けられた。

そしてモデルになった看板娘たちの店は、彼女が出すお茶が4文から100文というぼったくり・・・もとい、付加価値を付けまくった価格に。現在の相場に換算すると、一杯100円だったお茶の値段が2500円に跳ね上がったことになる。さらにおせんべいに至っては、手渡しするだけで約3000円!
これにはSNSでも「アイドルコンカフェよな、今で言うところの」「さしずめCD買っての握手会」「蔦重お前だったのか。悪名高き握手会商法を生み出したのは」という、心当たりのあり過ぎるようなコメントが。

そしてちゃっかり一橋治済(生田斗真)が、おせんべいのお店に並んでるのを発見した視聴者からは「治済が流行りの美人絵を見てる〜と思ったら、町に来て店に並んでる」「治済も列に並ぶ握手会」「物乞いコスしてウロウロしたり、人相見に並んだり、煎餅を買いに行ったり・・・君ほんと自由だな!」「前にもおったけど何回並んどんねん」「ちゃんと並んで買おうとしてる治済、実は真面目なのでは?」と、ちょっと好感を持つような声が見られた。

■ 「悪徳プロデューサー」へ…子どもを盾に最悪の交渉
歌麿が描くだけで蔦屋も儲かるし町も潤うとなれば、商売に熱心で、かつ江戸の街を田沼意次(渡辺謙)の時代のように活気ある場所にすることが目標の重三郎にとっては、最高の打ち出の小槌を見つけたようなものだ。
次第に歌麿の気持ちを考えずに仕事を押し付けるようになり、ついには吉原の忘八たちの借金をチャラにしてもらう代わりに、歌麿に女郎の絵を描かせるという約束を勝手に取り付けてしまった。これではもはや江戸一番のプロデューサーではなく、ただの悪徳プロデューサーである。

基本的に重三郎の味方であるSNSも、さすがにこの仕打ちに対しては「一番信頼を失う行為」「勝手に歌麿の身を売ってた歌麿の母親と変わりない酷い仕打ちじゃないか?」「親しい人と自分とを一心同体に捉えてしまって、親しい人の意向を聞かずに決めてしまっている。長く付きあってきたプロデューサーとタレントの陥る悪いパターンだ」「なんで大河ドラマで彼氏の作った借金の肩代わりさせられてる女を見てるんだよ俺は」と非難ごうごう状態に。

さらに「妻が身重だから助けて」と、自分に惚れている男に対して一番言ってはいけない言葉ベスト3に入りそうなことを言い放つに至っては、「ここで子どもができた報告!最悪!最悪のタイミングです!」「子供を盾にする横浜流星、国宝でも見た」「微妙にねっとりしたヤな中年自営業感だしてくる座長すごない??」「本当に闇堕ちとかなく、良いところも悪いところも最初から標準搭載していて、それが大商人になってから目立ってきた」「クリエイターに優しくないプロデューサーは滅せよ」などのさげすむような言葉が並んだ。

前回で「お前は強い子だけど、周りの人はお前ほど強くはないからいたわれ」的なことを、遺言のようにつよさんから言われていた重三郎だけど、つよさんが亡くなったそばから歌麿の悩みや弱さを無視してキャパオーバー気味の仕事をふり(それが歌麿のためだと本気で思ってるのがなおさらタチが悪い)、自分の借金返済の道具にした。
こんなクズ男に依存していいのか?と歌麿が疑問を感じたところに現れたのが、キラッキラの眼差しで「先生のやりたい仕事を一緒にしましょう!」と言う若者・万次郎(歌舞伎界の新たな刺客・中村莟玉が好演!)だったわけだ。

これは満場一致で「そんな男、捨てちゃいな!」となるところだし、史実でも歌麿はこの辺りで蔦屋と距離を取っている。ここで2人の間に隙間風が吹いたのが「重三郎が東洲斎写楽に入れ込んだから」という意見もあるが、『べらぼう』では私怨のようなものがありつつも、やはり決定的なのはプロデューサーとクリエイターとしての意見の相違・・・ということになった。
ここから2人はどうなるのか?予告の「あの店、俺にくれよ」という歌麿の真意は? 写楽登場(本当にするの?)に向けて、ついにラストのスイッチが入った感じだ。
◇
大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』はNHK総合で毎週日曜・夜8時から、NHKBSは夕方6時から、BSP4Kでは昼12時15分からスタート。11月9日の第43回「裏切りの恋歌」では、歌麿が西村屋で仕事をすることを聞きつけた重三郎の反応と、老中・松平定信(井上祐貴)が「大老」となるべく動き出すところが描かれる。
文/吉永美和子
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