万博でコンビニ3社が「日本一」を記録達成!? なぜ人気だったのか

3時間前

『大阪・関西万博』開幕初日の「セブン‐イレブン 西ゲート店」の様子(4月13日 Lmaga.jp撮影)

(写真7枚)

10月13日に閉幕した『大阪・関西万博』(会場:夢洲)。海外パビリオンフードに行列ができる一方で、会場内のコンビニ3社(セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート)も同じく好評で、各社が「日本一」「世界一」と記録を更新。なぜ、こんなにも人気が出たのだろうか?

■ やっぱり米を求めた!? セブン‐イレブン

『大阪・関西万博』セブン‐イレブン 万博会場限定のパッケージ、おにぎりの1日あたりの販売数が全国トップに(Lmaga.jp撮影)

「セブン‐イレブン」は未来型店舗として「西ゲート店」「ウォータープラザ店」の2店舗を運営。会期中の2店舗への来店客数は164万人超え。オレンジ×緑×赤のラインが入った限定デザインパッケージを採用したことも話題に。

『大阪・関西万博』会場内「セブン−イレブン 西ゲート店」の外観
『大阪・関西万博』会場内「セブン−イレブン 西ゲート店」の外観(Lmaga.jp撮影)

夏は連日厳しい暑さから「セブンカフェ スムージー」の販売数が全国トップとなっていたが、西ゲート店における「おにぎり」の1日あたりの販売数も2341個と、こちらも全国のセブン‐イレブンにおいてトップを記録。気軽な価格帯はもちろん、老若男女が小腹が空いたときの食事として重宝したと思われる。

■ 万博限定、ローソンのソフトクリームはどうだった?

「ローソンカフェ大阪・関西万博店」限定商品「ブルーソフトクリーム」(Lmaga.jp撮影)
「ローソンカフェ大阪・関西万博店」限定商品「ブルーソフトクリーム」(Lmaga.jp撮影)

東ゲート入ってすぐの「ローソン」と隣接する「ローソンカフェ」。会期中に120万人以上が来店し、売上高が世界のローソン約2万2000店の中で1位となった(2店舗合計)。

なかでも名物「からあげクン」は、手軽に食べられる商品として海外からの客にも人気で、合計販売数は約36万食(1日あたりの平均販売数は約2000個)となり、全国1位の販売数に。

また、万博ローソンカフェ限定商品「ブルーソフトクリーム」などのソフトクリーム類は、記録に残る暑さとなった夏シーズンを中心に好評で1日平均約600個を販売。SNSに投稿する人もおり、手頃な映えフードとしても重宝したようだ。

「ローソンカフェ大阪・関西万博店」メニュー(Lmaga.jp撮影)
「ローソンカフェ大阪・関西万博店」メニュー(Lmaga.jp撮影)

■ ファミマの看板商品に反響「美味しすぎる」

「ファミリーマート大阪・関西万博店」内観
「ファミリーマート大阪・関西万博店」内観(Lmaga.jp撮影)

「ファミリーマート」の人気商品「ファミチキ」も、1日あたりの最大販売数を更新(ファミチキレッド含む)。会期中での販売数は累計約23万3000個となり、1日の最大販売数は2371個。これはファミリーマート全店舗で1日の売上No.1の記録に。

SNSでは「万博で食べるファミチキ美味しすぎる」と反響もあり、その理由として、よく売れることから揚げたてがいつでも食べられるからでは?と一部では推測する声もあるほどだった。

「ファミリーマート大阪・関西万博店」のファミチキ(Lmaga.jp撮影)
「ファミリーマート大阪・関西万博店」のファミチキ、大屋根リング下で…うまい!(Lmaga.jp撮影)

世界各国が集まる万博らしく、海外パビリオンのフードも人気だったが、1食の予算2000〜5000円が当たり前のなかでの1000円程度の「コンビニ価格」は、節約したい人や、家族連れの強い味方に。

また海外系は、子ども連れで訪れた主婦が「子供がスパイシー系のものや異国のフードを食べず、結局おにぎりを食べさせていました」と話していたように、子どもはもちろん、だれもが“知っている味”という安心感も。さらに、万博でしか食べられない各コンビニの会場限定メニューも、人気に拍車をかけたといえよう。

また食よりもパビリオンを優先する人にとっては移動しながら、行列に並びながらサッと食べられる手軽さも、まさにコンビニならではの魅力だった。

取材・文・撮影/Lmaga.jp編集部

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