阪急に新たな大型文具店、デジタル社会の今…若年層に「高級シャーペン」が人気

7時間前

関西3店舗目となる「伊東屋 うめだ阪急店」。ふろしき、エコバッグなど「伊東屋」ロゴ入り商品も豊富に(Lmaga.jp撮影)

(写真14枚)

「阪急うめだ本店」(大阪市北区)に10月10日、東京・銀座の老舗文房具専門店「伊東屋」(本社:東京都中央区)がオープン。関西店舗では初のサービスも用意、全国初の子ども用ブランド独立コーナーや、デジタル世代の若者にも注目される文具も揃えたラインアップに。

■ 手紙を書きたくなる…広々店内に充実の品揃え

広々とした「伊東屋 うめだ阪急店」店内
広々とした「伊東屋 うめだ阪急店」店内。国内外のグリーティングカードなど手紙向きの用品が充実し、スタッフによる手紙見本からは、手書きならではのあたたかみが感じられる(Lmaga.jp撮影)

1904年の創業以来、オリジナル商品をはじめ、目利きによる国内外の上質な文房具が揃う「伊東屋」。関西エリア最大級となる「うめだ阪急店」は、「新しいものとの出合い」をテーマに、アイテムの繋がりや回遊性を意識した空間が広がり、国内外のセレクト用品を含め、約8000品目が勢揃いする。

オリジナルブランド「ROMEO」ボールペンは15400円〜
オリジナルブランド「ROMEO」ボールペンは15400円〜(Lmaga.jp撮影)

プレゼント需要も高いという万年筆は、ビギナー向けの1000円台から、美しい伝統工芸・蒔絵が施された100万超えのものまで、多彩なデザインを展開。なかでも、大正期に万年筆から始まったオリジナルブランド「ROMEO」のコーナーには椅子を備えたカウンターが登場し、百貨店の客層に合わせた、ゆっくりとラグジュアリーな商品選びをできる工夫が。

オリジナルブランド「ROMEO」のコーナー、カウンター席でじっくり見くらべを
オリジナルブランド「ROMEO」のコーナー、カウンター席でじっくり見くらべを(Lmaga.jp撮影)

また子ども用ブランド「Itoya Kids」は全国初の独立コーナーを設け、オリジナル文具や布小物などを販売。さらに、特別感を盛り上げるサービスとして関西店舗に初導入されるのが、モチーフがあしらわれたアルファベット刻印をカードに箔押しするサービス。48色のカードと封筒の組み合わせオンリーワンな1枚が完成、箔のデザイン・色選びの過程も楽しめる(1枚・748円~)。

関西店舗に初導入、ドイツ・グムンド社カードに刻印を箔押しするサービス「マイエンブレムミニ」(1枚・748円~)
関西店舗に初導入、ドイツ・グムンド社カードに刻印を箔押しするサービス「マイエンブレムミニ」(1枚・748円~)(Lmaga.jp撮影)

■ 中高生や20代に「アナログ」ブーム!?

デスク周りのシーンを想定したディスプレイも
デスク周りのシーンを想定したディスプレイも(Lmaga.jp撮影)

「伊東屋」担当者によれば、これまで既存店の客層は30~40代がメインだったが、近年は若年層が増加。SNSやネット動画きっかけで、中高生から約5000~1万円の高級シャープペンが支持されたり、20代の女性を中心にスタンプ収集や推し活・趣味でのシステム手帳の多用など、返ってスマホとは違う「アナログ感」が注目される傾向に。

中高生に人気が出ているという【伊東屋限定】ヘキサゴナルシャープペンシル(5500円)
中高生に人気が出ているという【伊東屋限定】ヘキサゴナルシャープペンシル(5500円)(Lmaga.jp撮影)

また、日本製ならではの高品質を求め、ペンやノートを複数買いする海外客も多く訪れるそう。新店オープンにあたり、「さまざまな方のライフスタイルを彩ったり、クリエイティブな生活をサポートできたら。ここでインスピレーションが湧くようなものと出合い、アナログの良さなどを楽しんでもらえたらうれしい」と期待を寄せる。

店内用の買い物バッグ
店内用の買い物バッグ(Lmaga.jp撮影)
「伊東屋」オリジナル「おいしい魚」シリーズ、ノートやシュパット(エコバッグ)、美濃焼小皿などを展開
「伊東屋」オリジナル「おいしい魚」シリーズ、ノートやシュパット(エコバッグ)、美濃焼小皿などを展開(Lmaga.jp撮影)

「伊東屋 うめだ阪急店」の場所は、「阪急うめだ本店」10階「うめだスーク」北街区。営業は10時~20時。

取材・文/塩屋薫 撮影/Lmaga.jp編集部

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