神戸で30代40代ブッ刺さりフェス!トラクターが移動ステージに?

5時間前

会場エリアのひとつ「メリケンパーク」で開催された「COMING KOBE25」の様子(2025年5月18日/Lmaga.jp編集部 撮影)

(写真8枚)

再開発が進み、新施設やレストランが次々誕生する「神戸ベイエリア」に新たな音楽フェス『MASHUP FESTIVAL kobe』が誕生。10月4日5日の2日間、「メリケンパーク」(神戸市中央区)から、「第一突堤」までの複数会場を舞台に、60組を超えるアーティストが出演し、グルメやマルシェも用意されている。

ライブに出演するのは、音楽ファンなら「ピン」とくるアーティストたちばかり。4日は、ZAZEN BOYS、HUSKING BEE、ガガガSP、PUFFY、Def Tech、奇妙礼太郎、柴田聡子、neco眠る、澤部渡(スカート)ら。5日は、石野卓球、スチャダラパー、サニーデイ・サービス、向井秀徳アコースティック&エレクトリック、民謡クルセイダーズ、U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESSら。

会場のイメージマップ。神戸の港を1日満喫できるロケーション

そんなベテラン勢から、復活組、新進気鋭の注目アーティストまでロック、ヒップホップ、テクノなど、幅広いラインアップ。さらに台湾やカンボジアなど、アジアのアーティストも出演する。なかなか神戸では観られない豪華アーティストの共演に、第一弾アーティスト発表時から「これはやばい!」「嘘だろ!?」「いいラインナップ」とSNSでも盛り上がりをみせた。

同イベントは、兵庫県で開催されている7つの異なる音楽フェスティバルの主催者たちが協力して運営。参加するのは、『ITAMI GREENJAM』、『ARIFUJI WEEKENDERS』、『ONE MUSIC CAMP』、『PINEFIELDS』、『ブジウギ音楽祭』、『六感音祭』、『爆発メルヘンシティ』のオーガナイザーたち。当日は、それぞれの特色を生かした4つのエリアを展開し、同時多発的に音楽ライブが行われる。来場者は1つのリストバンドで複数の会場を自由に巡ることができるサーキット形式。

そんな『MASHUP FESTIVAL kobe』のキックオフイベントが、「心斎橋PARCO」(大阪市中央区)で9月21日に開催された。そこで同イベントに携わるオーガナイザー7名によるトークショーが行われ、この新たな取り組みの舞台裏や、当日の企画などが、次々と明かされた。

「MASHUP FESTIVAL kobe」のキックオフイベントはパルコの地下のTANK酒場にて(2025年9月21日/Lmaga.jp編集部 撮影)

◆ 『いい意味でなじんでない』のがおもしろい

彼らは、30代40代のメンバーが中心で、彼らが「観たい!」と思うアーティストをブッキングしているからこその、この「30代40代ブッ刺さり」っぷりなのだろう。自分たちの主催するフェスとは、毛色が異なるアーティストにも、今回はと、思い切って出演依頼をした、という話も。

フェスオーガナイザーたちのぶっちゃけトークで盛り上がる
フェスオーガナイザーたちのぶっちゃけトークで盛り上がる(2025年9月21日/Lmaga.jp編集部)

『ITAMI GREENJAM』などを手掛け、今回のイベントの発案者である大原智さんの呼びかけに対し、『六感音祭』を主催する増田智穂さんは「最初、規模が大きすぎてイメージできなかった。でもやってみたいと即答した」と言い、『ブジウギ音楽祭』のダイゴロウさんは、「完成度の高いフェスをやっている人たちが、一緒にやろうと声をかけてくれたのが嬉しかった。このビッグウェーブに乗りたい」と語る。

『ONE MUSIC CAMP』など複数のフェスを手掛ける佐藤大地さんは、「はじめ不安もあったし、この規模感はかなり大変。ステージ数が多くて、タイムテーブルは10行以上。でも、今超おもしろい」と言い、『PINEFIELDS』の上田佑吏さんは、「大原さん、何言ってるん?とはじめは思ったけど、それぞれのフェスの個性が立ってて『いい意味でなじんでない』のがおもしろい」と笑う。さまざまなフェスの運営を経験した彼らにとっても、前代未聞の大きなチャレンジながら、その状況を楽しんでいる様子が伝わる。

MASHUP FESTIVAL kobeのポーズはこれ!?
「MASHUP FESTIVAL kobe」のポーズはこれ!?(2025年9月21日/Lmaga.jp編集部 撮影)

◆ 当日のお楽しみは?KinKi Kidsに影響を受けた、とっておき計画も明かす

また、当日の企画についても、『爆発メルヘンシティ』首謀の川村真純さんは、「MASHUPをテーマに、関西ではなかなかみれないアーティスト同士のコラボライブをお届け。あと、注目してほしいのはKinKi Kids(DOMOTO)のコンサートに参加して閃いた『移動ステージ』。当日はトラクターをステージにしてライブをやります!」とトリッキーな演出を高らかに宣言。

「藁焼きのカツオのたたきとか、窯で焼くピザとか、出店が決まっています。ライブはもちろん、こだわりグルメや、ショップにも期待してほしい」と話すのは、『ブジウギ音楽祭』の小林元気さん。

フェスオーガナイザーたちが集まるとにぎやか
フェスオーガナイザーたちが集まると、かなりにぎやか「MUSH UP!」(2025年9月21日/Lmaga.jp編集部 撮影)

大原さんは、「兵庫は全国的にみても、個性豊かなフェスが多い。ローケーションも海の目の前なんで、今回は『神戸万博』のイメージ。今はフェス飽和状態だし、『フェス的なものに少し飽きてきた』って人にこそ来てほしい。刺激的な体験になるはず。また、フェスは初めてだと言う人も、7つもフェスを同時にやるから、どれかひとつは刺さるフェスがあるんじゃないか。地元の祭にくる気持ちで、思い切って飛び込んでみてほしい」と呼びかけた。

PARCOのキックオフイベントには、ビリヤニ専門店INDIA GATEとスパイスカレー ハルモニアがコラボレーションしたスペシャルメニューも登場した。10月開催の「カレー大作戦」は「口癖はカレー」で知られる三嶋達也さんが手掛けている(2025年9月21日/Lmaga.jp編集部 撮影)

『MASHUP FESTIVAL kobe』は、2025年10月4日5日に神戸メリケンパーク含むベイエリア一帯で開催。10時開演。1日券は、一般8800円、高校生5000円、2日通し券は、一般 16600円、高校生 9000円、中学生以下無料(チケット保有の保護者1名につき2名迄)。チケットがなくても楽しめるゾーンもあり。その他の詳細は、公式サイトで確認を。

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

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