京都・久美浜をめぐる芸術祭、絵本をテーマに1カ月間開催

2時間前

夕日百選に選ばれるほどの絶景に出会える京都・久美浜。この地域を舞台に芸術祭が開催される

(写真5枚)

京都北部「京丹後」にて、10月4日から11月16日まで周遊型のアートイベント、『第2回久美浜芸術祭「久美浜のゆめ」』(京都府京丹後市)を開催。自然豊かな久美浜でアートに触れ、創作の喜びを体験できるイベントがおこなわれる。

2024年からはじまり、前回に続き「絵本」をテーマに、ポストカード展、刺しゅうワークショップ、アート作品と一緒に久美浜の歴史や文化を巡りながら学ぶガイドツアーなど多彩なプログラムを予定。

京丹後出身の絵本作家・梅田俊作さんによる最新作の原画展示と、梅田さんを講師に迎えた絵本づくりワークショップは、「豪商 稲葉本家」で開催。築130年「国登録有形文化財」の母屋があり、会場そのものにも注目だ。

ほかには、映画『さかなのこ』(沖田修一監督・2022年)、TBSドラマ『凪のお暇』(2019年)、 など、舞台・映画・ドラマなどの音楽も多数手がけているミュージシャン・パスカルズの石川浩司さん&知久寿焼さんによる絵本読み聞かせ会も。

パスカルズ・石川浩司さんが読み手を務める「梅田俊作さんの絵本の読み聞かせ会」は10月4日、5日に開催
パスカルズ・石川浩司さんが読み手を務める「梅田俊作さんの絵本の読み聞かせ会」は10月4日、5日に開催

久美浜の「町」の魅力を伝えたい

芸術祭の企画&実行委員会のメンバー、須田悦子さんは、久美浜湾の水辺の景色の美しさに惚れ込んで神戸から移住。

「作品はもちろん、京丹後の久美浜を知ってもらいたいという気持ちが一番です。特別なものは何にもないけれど、人を魅了する風景、街並みがあります。そして実は歴史のある街なんです。

街を歩けば、平安時代後期の荘園時代から始まり、城下町、天領、そして近畿北部の行政拠点として栄えていた名残を感じます。このエリアは京都市内の人にもあまり馴染みがないと思いますが、とてもリラックスした時間が過ごせるところなんです。

まずは興味のあるイベントに参加してください。ついでに久美浜を散策していただければと思います。レンタサイクルで名物のばらすしや秋の味覚をはしごしながら散策するのもおすすめです。夕日百選に選ばれるほど、この地域は夕日が綺麗なので、夕暮れの景色も忘れずに堪能して欲しいですね」

人気宿泊施設waterside cottage Heronに併設されたショップ、マル・デ・ラ・マルコでは、ポストカードの展覧会を開催
人気宿泊施設waterside cottage Heronに併設されたショップ、マル・デ・ラ・マルコでは、ポストカードの展覧会を開催

『久美浜芸術祭「久美浜のゆめ」』は10月4日〜11月16日開催、参加費は無料(一部有料のものもあり)。梅田俊作『最新作絵本原画展』、『親子で楽しむ手づくり絵本』ワークショップ、『絵本読み聞かせ会』(※有料)の3つのイベントは、10月4日、5日の2日間のみ開催。

そのほか刺しゅうワークショップなど各イベントの開催時期や申し込み方法については、公式Instagram(@kumihama.yume)にて確認を。

取材・文/内藤 恭子


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