万博おばあちゃん「前向きになった」…2025年の万博で感じた「人との繋がり」

2時間前

「万博おばあちゃん」こと山田外美代さん、76歳(中央)。スイス連邦陣列区域政府代表 マヌエル・サルクリさん(右)もお祝いにかけつけた(9月5日 Lmaga.jp撮影)

(写真3枚)

『万博おばあちゃん』こと山田外美代さんが9月5日、「Most days visiting Expos(万博を訪れた最多日数)」のタイトルでギネス世界記録™︎に認定された。認定式では、全パビリオンを制覇した「ならでは」の万博の楽しみ方や、閉幕後の夢について笑顔で語った。

■ 「スタッフの人と写真を撮って、後日に…」

「万博おばあちゃん」こと山田外美代さん、76歳(中央・9月5日 Lmaga.jp撮影)
「万博おばあちゃん」こと山田外美代さん。万博で仲良くなったパビリオンスタッフがお祝いにかけつけた(中央・9月5日 Lmaga.jp撮影)

4月13日の開幕以来、毎日万博に訪れている山田さん。会期序盤の5月28日には大阪・関西万博内のすべてのパビリオンを制覇し、その後も毎日万博に通い続けており、9月5日には「万博を訪れた最多日数」648日としてギネス世界記録に認定された。

認定式後におこなわれた質疑応答にて、記者から現在の万博の楽しみ方を聞かれると、「今は私とコミュニケーションを取ってくださったパビリオンのスタッフの人たちと写真を撮っています。そして、その写真を家に帰ってプリントアウトして、後日届けるということをしています。写真をすべて届けるまで必ず万博を訪れたい」と、毎日万博を楽しんでいる様子。

◾️万博閉幕後の夢「25年しっかり生きて」

「万博おばあちゃん」こと山田外美代さん、76歳(中央・9月5日 Lmaga.jp撮影)
「万博おばあちゃん」こと山田外美代さん(9月5日 Lmaga.jp撮影)

そして万博閉幕後については、「パビリオンのなかで梅干しがあるのをご存知ですか? 25年後にその梅干しを食べる夢があります。ですからあと25年しっかり生きて、万博に毎日行かなくても、みなさんのお声かけで元気がありましたら、ぜひ行きたいと思います」と、大阪・関西万博きっかけで誕生した新たな夢について語った。

76歳という年齢を感じさせないパワフルさで、毎日平均3時間ほど万博を訪れているという山田さん。元気の源については、「入院することもなく、しっかりと行けるのは、前向きになって、みなさんとお話ができて、違う世界を見ているから。「お薬を減らそうね」と主治医に言ってもらって、今はたくさん飲んでいたお薬が3錠まで減りました。今は先生のおすすめの通り、毎日外出ということで、この万博会場を選んでいます」と、やはり万博が元気の秘訣になっているのだそう。

そして最後に万博をこれから訪れる人たちへは、「ぜひ会場に来て、みなさんの動き、みんなの会話を肌で感じていただくことで、私は違う力がもらえるかな?と感じていただくのが一番。ぜひ会場に来ていただいて、みんなとコミュニケーションを取れるようアタックして欲しい」と、最後まで万博の魅力を熱く語っていた。

取材・文・写真/野村真帆

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