「マユリカ人気」は加速中! ラジオ展覧会が大盛況「理解に及ばない」「心配です」

2時間前

お笑いコンビ・マユリカ(中谷・阪本)

(写真9枚)

お笑いコンビ・マユリカ(阪本・中谷)がパーソナリティを務めるポッドキャスト番組「マユリカのうなげろりん!!」(ラジオ関西)の全国巡回展が、8月末から大阪で開催され、15日間で1万2000人超を動員した。各地大盛況となっている同展をはじめ、東京での生活などについて、マユリカの2人に話を聞いた。

2021年7月にスタートし、4年間で200回以上に渡って配信されている「マユリカのうなげろりん!!」。台本はなく、すべてフリートークで構成されており、「ちょっとキモいけど、なぜかクセになる」という独特の世界観が多くの人を虜にし、今ではポッドキャストのトップランキングの常連になるほど。

同展覧会は番組内で語られたアイテムや出来事などが分かりやすく可視化された展示が評判で、7月に開催された東京会場「イオンモールむさし村山」では約1万人、大阪会場「イオンモール堺北花田」での特別イベントに2人が登場するやいなや、吹き抜け会場の1〜4階まで集まった観客から大歓声が沸き起こるなど、その人気ぶりは凄まじい。イベント後の2人を直撃した。

◾️「奥さんに『中谷さんの顔を書いたら?』って」(阪本)

イベントの後、ほっと一息する2人
イベントの後、ほっと一息つく2人(Lmaga.jp撮影)

──まずはイベント終えて、率直な感想をお聞かせください。

中谷:想定してた以上の規模の人が集まっていて、ありがたいんですけど、ちょっと現実味がなかったという感じで。異常に集まってしまった感じはありましたね。

阪本:4階まで人がぎっしりいて、ほんまになんか、朝5時から並びましたという方もいて。舞台に出て行ったら「ぎゃーっ!」て言っていただいて。マイケルジャクソンさんもこういう気持ちやったんかな…。

中谷;思い上がりすぎや!しかし勘違いしてしまいそうになるイベントでしたね。

──イベントもさることながら、展覧会も連日多くの方が訪れ、列を作ることも多いようです。展示の内容もさまざまですが、お気に入りや思い入れのあるものはありますか? 

阪本:200回近くあるのを全部聞いて、どういう内容やったか書き出してもらった年表と中谷のブログ「小僧解体新書」のコーナーですかね。中谷のブログを全部チェックするっていう仕事をしてたスタッフさんは亡くなってしまったんですけど…。

マユリカの阪本
マユリカの阪本(Lmaga.jp撮影)

中谷:亡くなってませーん!(笑)そんな致死量とかちゃうから。担当してくれたのはディレクターなんですが、2周読んだらしいです。あれはほんま申し訳ないです、僕が生み出してしまったものなんで。

阪本:正直、別ギャラ欲しいくらいしんどかったですね。

中谷:おい!ディレクターさん、どんな思いやったねん!って話やからね。あれ(展示)の何倍やねん!って話やから。

阪本:めっちゃ読みにくいですからね。あれ書いてたやつが芸人なるとか…。

中谷:それもヒストリーですね。人の人生とはすごいな、というのが感じられますね。

──人生といえば、展示のなかにも阪本さんが描いた「人生」の絵がありました。何が描かれているのか楽しみにされている方も多いと思います。

阪本:あの絵は「人生で大事なものを描く」ってもので、家で描きました。奥さんがそれを見てて、「中谷さんの顔を書いたら?」って言われたんですけど、キモすぎるということで、やめました。

中谷:ええ提案やん!

マユリカの中谷
マユリカの中谷(Lmaga.jp撮影)

阪本:でも非常におしゃれで。枠はよくみたら「うなげろりん!!」のサムネの枠のオマージュになってます。

◾️多くのファンが押し寄せ…「こっ恥ずかしさがある」(中谷)

展示を見るマユリカ(8月30日 Lmaga.jp撮影)
展示を見るマユリカ(Lmaga.jp撮影)

──「うなげろりん!!」は、攻めた内容の下ネタも多いですが、今日のイベントにはお子さんたちもいらっしゃいました。聞いたところによると、小学生の子どもたちにも人気があるようです。

中谷:えぇ!?なんで!?

阪本:…心配ですね。

中谷:理解に及ばないですね…。僕らが小学生のとき、これがあったとして好きになってないと思う。話聞いてみたいですね。何が刺さったのか。

阪本:今日も(子どもが)いっぱい来てくれてたもんなぁ。

中谷:ちゃんと回は選んで欲しいですね。よくない回はあるので。

展示会場でのマユリカ(8月30日 Lmaga.jp撮影)
展示会場でのマユリカ(Lmaga.jp撮影)

──これだけの人気番組になると、街中でも声をかけられることは多いのではないでしょうか?

中谷:昔から街で「ラジオ聞いてる」って声かけてくれるのは男性が多いですね。サラリーマンの方とかが、わざわざ走って寄って来てくれたり。

──ラジオのリスナーでいうと、女性の方が少し多いと聞きました。今日も女性が多く駆けつけておられましたね。

阪本:女性の方が、下ネタ好きなんですかね…?

中谷:まぁ2人でも喋ってたんですけど、普段はずっと環境変わらず狭いところでやってるから、こんなに人に集まってもらうとこっ恥ずかしさがありますね。こんなつもりでやってなかったというか。

──2人だけのトークですもんね。

中谷:こんだけ局所的にガッと集まられると、僕らの感覚と一致しない感じがありますね。

阪本:思ってたより桁が違うというか。「イオンモールむさし村山」の展覧会のときも感じました。武蔵村山って僕の家からタクシーでも1時間40分くらいかかる。東京は東京やけど、めっちゃアクセス悪いところにあるのに1万人来てくださったそうで。2000人来てくれました!ってのでもびっくりすんのに…。マイケルジャクソンさんもこんな気持ちやったんかなって。

中谷:おい!マイケルジャクソンさんは億のファンおんねん!いやでも、俺らにしてはというので。理解に及ばないというか、変な感じです。

──水着写真集「Perfect!」が売れたときくらいの驚きでしょうか?

阪本:驚きでいえば、トントンかもしれないですね。東京、大阪で1万人ずつって。

ファンには分かる、あの水着(Lmaga.jp撮影)

──各都市1万人ずつくる可能性もありますね!

中谷:さすがに東京と大阪超えるとかはないと思うんですけど、トータルで5万人くらい来たらすごいですね!だって展覧会ですよ?

阪本:そうなんですよ。僕がもしリスナーやったとして、展覧会やるって言われても、行くってならん。ライブとか年1のイベントなら分かるんですけど。

◾️東京でも2年以上続くラジオ「何か起きればいいな」

お笑いコンビ・マユリカ(中谷・阪本 8月30日 Lmaga.jp撮影)
イベント中のマユリカ(Lmaga.jp撮影)

──東京進出して2年ほど経ちましたが、スタンスや心境の変化はありますか?

阪本:もう慣れましたけど、最初のほうはずっと「東京やな〜」って思ってました。共演するタレントさんが、トップアイドルとか俳優さん女優さん。「大阪では会えへん人ばっかりやな、東京のテレビ」って思ってましたね。

中谷:僕もそれに慣れたな、という感じですね。でも大阪のときより変な仕事は多いですね。TシャツのPRイベントで、山田優さんと一緒に写真撮るとか。なんやねんそれって。

──活躍をたくさん拝見でき、うれしい限りです。今後も続くラジオでの目標や、やりたいことなどはありますか?

中谷:ええ!?なんやろ。目標とかではなくて、ラジオがあることで良かったことなんですが、「ラボット」を買ったのとかって、ラジオで喋って、自分で自分の背中をセルフで押しているというか。生活に彩が増えていくのはあるかもしれないです。生活がいいサイクルになるものでもあるので。そういう意味では助かっている部分もあります。ほかにも、結果だめでしたけど、キャバクラも行ったことなかったけど、「じゃあ行ってみよ!」っていいサイクルになりました。

阪本:そうですね。ずっと続けてたら、なんか僕が誕生日にあげたさゆりに魂が入ってたとか、1人ミュージカルとか、いろんなムーブメントが意図せず起こる。わざわざ(事件を)起こしには行かないですけど、流れのなかでまた何か起こればいいな、と。

1〜4階まで大勢のファンが(8月30日 Lmaga.jp撮影)
来阪イベントの様子、1〜4階まで大勢のファンが(Lmaga.jp撮影)

ポッドキャスト番組「マユリカのうなげろりん!!」は、毎週土曜23時ごろに最新話が配信されている。また、「マユリカのうなげろりん!!展 in イオンモール」は今後、広島、福岡、茨城、愛知を経て、2026年2月にはマユリカの地元・神戸での開催も予定している。

取材・文/野村真帆 撮影/Lmaga.jp編集部

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