関西カルチャーの集積地「味園ユニバース」中納良恵とONIが語り尽くす

4時間前

ユニバースへの思いが溢れる中納良恵とONIの対談、ときどき赤犬タカタカ・アキでお送りします(8月1日「味園ユニバース」撮影:佐伯愼亮)

(写真22枚)

◆ 「ユニバースの見えざる力が、我々のライブでも働いていたような…」

中納:あの日6月28日は、テンション高かったよね。私らも気合いが入ってて、1曲目からパンチのある曲を立て続けにやりました。お客さんも「ユニバース」で観るのは最後ということで、客席の熱気がすごかったな。

ONI:私、エゴのライブは毎回感動して泣いてるねんけど、今回もめっちゃ泣いた(笑)。

EGO-WRAPPIN’、ユニバース最後のワンマンライブの様子(6月28日「味園ユニバース」撮影:仁礼 博)

──EGO-WRAPPIN’は「ユニバース」の出演歴が長く、登場回数も多いですよね。赤犬とどっちが多いか?みたいな。過去、出演してきたバンドの中でも、特に会場との親和性が高いように思います。

中納:もう建物の雰囲気からして独特ですもんね。ライブハウスになる前、キャバレーやった時代からの歴史が蓄積されて、見えざる力が我々のライブでも働いていたような気がします。天井の格子も六芒星みたいやし、なにか呼び込んでいても、不思議じゃない(笑)。

EGO-WRAPPIN’、ユニバース最後のワンマンライブの様子(6月28日「味園ユニバース」撮影:仁礼 博)

──EGO-WRAPPIN’はキャバレー時代の「ユニバース」でもライブをしたんですよね。

中納:2004年の大晦日ですね。当時はキャバレーが無休で営業していたので、休みになる年末にしか借りられなかったんです。対バンで横山ホットブラザーズさんに出てもらって、カウントダウンもやったんですけど、もうめちゃくちゃ面白かったです。

ONI:ちょうど私らが出会った頃ぐらいやね。その時は内装も違ってた?

中納:ステージが前に突き出したような形になってたかな。音響機材もごくシンプルなものやったと思う。2011年からは『Midnight Dejavu』というタイトルで、恒例のワンマンライブをやらせてもらうようになって。

コロナ禍でちょっと休んだのと、去年、メンバーの体調不良で、ライブが急遽中止になった以外は、途切れることなく続けてきました。あと「ユニバース」でのイベントでは、『CHOICE』などによく誘ってもらってたし、『わわわわわ音楽祭』にも出演しましたね。

次はラストステージ以前の、ユニバースでの共演など、思い出をうかがいます(8月1日「レトロバー・ナンバー10」撮影:佐伯愼亮)

(次のページ)民謡クルセイダーズ×中納良恵×ONIで『炭坑節』最後にまさかの格好で…?

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