元宝塚トップ娘役が万博訪問、次の舞台でポーランドが生んだ偉人演じる

左からミュージカル『マリー・キュリー』演出の鈴木裕美、昆夏美、星風まどか、日本国際博覧会ポーランド政府副代表マルタ・ジェリンスカ氏(8月25日/大阪・関西万博 ポーランドパビリオン)
「大阪・関西万博」で、ショパンのピアノリサイタルが人気の「ポーランド・パビリオン」を、女優の昆夏美と、元宝塚歌劇団トップ娘役で女優の星風まどかが8月25日に訪問した。
同パビリオンのコンサートホールでおこなわれた、ミュージカル『マリー・キュリー』取材会に、世界的科学者マリア・スクウォドフスカ=キュリーをダブルキャストで演じる昆、星風、演出の鈴木裕美、日本国際博覧会ポーランド政府副代表マルタ・ジェリンスカ氏の4名が出席した。

この場は、「ポーランド・パビリオン」の全面協力のもと、ミュージカル『マリー・キュリー』カンパニーとともに企画されたもの。黒のワンピースに身を包み、ゆるくまとめたアップヘアで取材会に登場した、昆と星風の二人のマリー・キュリーを前にしたパビリオンのスタッフからは、歓声があがった。

日本国際博覧会ポーランド政府副代表のマルタ・ジェリンスカ氏は、「マリアは大変な時代に生まれながら、女性でも様々なことを達成できる、ということを証明した方。こんなキレイなきらめきを持っている方々に演じていただけるのが、本当に嬉しいです」と喜びを表現した。
◆ 昆夏美と星風まどかが、ポーランドパビリオンの展示を見学
取材会前にパビリオンを内覧した二人だったが、昆は「ポーランドのパビリオン内は香りがとても良くて、豊かなポーランドの風景に、ちょっと涙が出てくるような気持ちになりました」、星風も「ポーランドという国の素敵さを、私も一歩足を踏み入れた瞬間に、体いっぱいで感じました」と、マリー・キュリーの故郷に思いをはせた。
26日から稽古に入るという二人はマリーの役作りについて、昆は「私には到底想像がつかないほどの超えなければいけない壁が、ずっとマリーさんの人生にのしかかっている。それを超える信念というか、内なる秘めた強さというものを彼女の核として役作りをしていきたい」と述べる。
星風は「彼女がこうと決めたら最後までやり遂げるという強い信念みたいなものは、私自身も計り知れない。私もそうなりたい、そうでありたい。キャストの皆様と本当にたくさんセッションし、ぶつかり合って、『マリー・キュリー』の中に生きる彼女を精一杯演じていきたいです」と意気込んだ。

◆ ポーランドパビリオン訪問を経て、舞台にかける思い
また昆は、「パビリオンの皆さんが温かく迎えてくださり、マリアさんがポーランドの皆様に愛され、尊敬され続けているのを肌で感じました。それを今この時代に生きる私たちが国を超えて務めさせていただくという責任を、今日改めて実感。本当に(2チームで)全く違うものになるのではないかなと。その違いを楽しみながら、カンパニー一同務めていきたいです」
星風も「ポーランドの空気、マリアさんが思い続けた母国への大切な思いを肌で感じ、マリアさんがポーランドの方々からいかに愛され、そしていかに偉大な方であるかということを本日たくさん吸収し、学ばせていただきました。その感じたことを糧に、精一杯務めてまいりますので、ぜひふたパターンを観に来ていただけたら嬉しいです!」と話した。

◇
ミュージカル『マリー・キュリー』は、「キュリー夫人」と呼ばれてきた科学者マリー・キュリーと、その生涯に関わった人々との愛、友情、苦悩、そして揺るぎない信念を描き、歴史的事実と虚構を織り交ぜたファクション・ミュージカル。2018年に韓国で初演され、多くの演劇賞を受賞。その後、2023年の日本初演は、元宝塚歌劇団トップ娘役で女優の愛希れいかが主演を務め、好評を博した。今回はキャストを一新しての再演となる。
出演は、昆夏美、星風まどか(Wキャスト)、松下優也、葛山信吾(Wキャスト)、鈴木瑛美子、石田ニコル(Wキャスト)、水田航生、雷太(Wキャスト)ほか。東京公演は、2025年10月25日~11月9日「 天王洲 銀河劇場」にて、大阪公演は2025年11月28日~11月30日「梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ」にて。詳細は公式サイトで確認を。
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