「30度超えの中…大感謝」万博にウールコート合唱団、編み物教室

「バルトの日」を祝いに来た来場者と、パビリオンスタッフのカーリスさん、アルトゥルさん(8月23日・大阪・関西万博)
開催中の『大阪・関西万博』で、8月23日「バルトの日」を開催。「バルト・パビリオン」や、「ポップアップステージ西」を中心にラトビア、リトアニア両国の独自の文化を紹介する複数のプログラムが展開された。

1989年の同日は、1939年から続いたソビエト連邦からの占領(1941-44はナチスドイツが占領)から独立を求め、バルト三国(ラトビア、リトアニア、エストニア)の人々によって、675キロにわたり、約200万人が手を繋いだ、平和的な政治デモ「The Baltic Way」(バルトの道)がつくられた日。それを記念し、「バルトの道」を再現する『シンボリック・ヒューマンリング』はじめ、さまざまな催しが開催された。

ラトビア、リトアニアが共同運営するハーブの香りが漂う「バルトパビリオン」は、バルトに生息する約300種類の植物、結露壁にイラストや文字を描く体験ができる「KIZUNA WALL」などを展示。この日は特別に、ラトビア、リトアニアそれぞれの民族衣装が展示・紹介された。
◆ 分厚いウールのコートで登場した合唱団、ミスト扇風機前で涼む
「ポップアップステージ西」のステージでは、ラトビア伝統舞踏団「ヴェクトルス」と、ラトビアを代表するポスト フォークアーティスト・カトリーナ・ディマンタ(歌、バイオリン、ウクレレ) がバンドとともに、現代的にアレンジされた伝統音楽を披露。

ダンサーたちは、刺繍や手織りのリボンが施された華やかでありながら素朴な印象の伝統衣装で、飛び跳ねるようにステップを踏む。観客がステージに招き入れられ、見よう見まねで一緒に踊る場面も。ステージに参加した来場者、5歳と7歳の姉妹は「楽しかった〜」と話し、万博の思い出のひとつになったようだった。

ステージではほかに、リトアニアの「国立文化センター代表合唱団」による「歌の祭典」をテーマにした合唱曲も披露された。リトアニアの女性の衣装も幾何学模様やストライプで、ラトビアと色合いは似ているが、白リネンが多く使われている。

男性は特有の自家製ウールの外套「セルメガ」(伝統的な防寒着)姿の人でステージに登場。半袖でも暑すぎる真夏の夢洲での、しっかりとした自国紹介に感謝しつつ、さすがに暑すぎないかと心配も…。ステージ出演の合間には、ミスト扇風機前に、続々集まり、涼んでいる様子も印象的だった。

SNSにも「30度を超える中、厚手の民族衣装着てくださって大感謝」「暑いのに寒い地域の伝統衣装バッチリ着ていただいた上で踊りも披露してくれてとてもありがたかった」という書き込みが。
◆ 来場者が「真夏の編み物教室」で楽しく伝統技法を学ぶ

またパビリオン内では、ラトビアの伝統的な編み物「ミトン(手袋)」、リトアニアの藁細工「ソダス」のワークショップもおこなわれた。

5つの地方ごとに特徴があるミトンは、単なる防寒具ではなく、美しい模様ひとつひとつに、願いや意味が込められている。怠け者ではない証拠に細い糸で編むそうで、以前は結婚式などの引き出物に、花嫁が模様の異なるミトン100組編んでいたとのこと。

今でも家庭で受け継がれて編まれており、「ミトン素敵ですよね!おばあちゃんが、毎年毎年、家族みんなの分をクリスマスに編んでくれるんです」と、パビリオンのスタッフ、カーリスさんが笑顔で教えてくれた。


来場者たちは、パビリオン内で、ラトビアのツイエディーテ・ムゼさんから直接、伝統的な編み物の技法を学べるということで、真夏の編み物教室に多数の希望者が参加。細い糸での編み物に苦戦しながらも、参加者同士もはずみ、楽しく学べるワークショップとなった。
取材・文・写真/太田浩子

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