奈良美智、お笑いコンビ天竺鼠の作品もオモシロい…今年の「神戸六甲ミーツ・アート」

3時間前

白水ロコ『山の精霊たち』(六甲ガーデンテラスエリア Lmaga.jp撮影)

(写真7枚)

関西のハイキング&夜景スポットとしておなじみの、神戸・六甲山上一帯を会場とした、現代アートの一大イベント「神戸六甲ミーツ・アート」。過去最大・国内外アーティスト61組の作品が集結、やはり見どころは日本を代表する美術作家の一人・奈良美智の大型作品だろう。

■ 深い森やホテル跡地で、偶然アートと出合う

奈良美智『Peace Head』(ミュージアムエリア Lmaga.jp撮影)
奈良美智『Peace Head』(ミュージアムエリア Lmaga.jp撮影)

今回の展示エリアは「六甲ケーブル」「天覧台」をはじめとする全9カ所で、一部作品以外は無料で鑑賞ができる。「環境への視座と思考」というテーマに沿って、資源や施設の再利用を意識した作品が多いのが、今年の特徴だ。

大きな目玉となるのは、日本を代表する美術作家の一人・奈良美智の大型作品「Peace Head」。この作品はすでに国内外に5体存在しているが、今回は奈良の希望により、深い緑に囲まれた空間のなかで、ゆったりと座りながら鑑賞ができるようになっている。常設展示として、会期が終わってからもこの場所にとどまるので、六甲山の新しいランドマークとなることは確実だ。

奈良美智『Peace Head』(ミュージアムエリア Lmaga.jp撮影)
奈良美智『Peace Head』(ミュージアムエリア Lmaga.jp撮影)
奈良美智のピースヘッドのTシャツは(4400円、3サイズ展開)、生地が厚めでプリント部分の触り心地が◎
奈良美智のピースヘッドのTシャツ(4400円、3サイズ展開)、生地が厚めでプリント部分の触り心地が◎

また、お笑いコンビ・天竺鼠の川原克己のユーモアあふれる作品群(風の教会・六甲ガーデンテラス)も、思いがけない見どころ。「風の教会」エリアでは、芸人仲間の古い靴を椅子にリメイクし、なんと実際に座ることができる「万歩椅子」(ちなみに拷問のような座り心地)を展示。また「六甲ガーデンテラス」では絵画の展示のほか、顔ハメならぬ「体ハメ」ができる、記念撮影にピッタリなパネルも。

天竺鼠・川原克己の顔ハメならぬ…体ハメパネル!?(六甲ガーデンテラス Lmaga.jp撮影)
川原克己『万歩椅子』(風の教会エリア Lmaga.jp撮影)
川原克己『万歩椅子』(風の教会エリア Lmaga.jp撮影)

「六甲山に遊びに来たら、思いがけず作品に出合っちゃうという、ストリート的な意味合いがあるのが同イベントの特徴の一つ。現代アートとのファーストコンタクトの場であり、表現の多様性をわかちあうことができる場だと思います。今年は万博に人が流れていますが(笑)、ぜひ六甲にも来てほしいです」と、高見澤清隆総合ディレクターは語る。

公募大賞のグランプリを獲得した、風の環(かぜのわ)『しらす、山に昇る』(ミュージアムエリア)
公募大賞のグランプリを獲得した、風の環(かぜのわ)『しらす、山に昇る』(ミュージアムエリア)

会期は11月30日までで、開催時間は10時~17時(会場により一部異なる)。9月20日以降の土日祝は、イルミネーションとアートを融合した「ひかりの森 夜の芸術散歩」も開催され、一部会場は20時まで時間を延長する。

有料エリアの鑑賞パスポートは、時間帯によって大人1900円〜4000円、子ども950円〜1700円。エリアごとのチケット販売もあり。

取材・文・写真/吉永美和子

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