「藤田さん伊吹さんのおかげ」三田村邦彦、「必殺」と役者人生振り返る

3時間前

三田村邦彦と伊吹吾郎『おとな旅あるき旅』800回記念の記者会見(8月21日:テレビ大阪)

(写真6枚)

俳優の三田村邦彦が、ナビゲーターを務める旅番組『おとな旅あるき旅』(テレビ大阪)が9月20日に放送800回を迎える。それを記念し8月21日、三田村が「テレビ大阪」(大阪市中央区)での記者会見に出席。前日に同番組のロケで一緒に滋賀県草津市を旅した俳優の伊吹吾郎と、懐かしい思い出話に花を咲かせた。

『おとな旅あるき旅』滋賀県・草津でのロケの様子(提供:テレビ大阪)

◆ ドラマ『必殺仕事人』での、故・藤田まことさん、伊吹吾郎との出会い

2人のはじめての出会いは、48年前。時代劇ドラマ『必殺仕事人』(テレビ朝日)での共演以来、伊吹が三田村を「みーちゃん、みーちゃん」と呼ぶほど親しい間柄なのだとか。前日の『おとな旅あるき旅』ロケについて、三田村は「楽しくて楽しくて。ふたりでつい放送できないことばかり話してしまった」と、笑顔で振り返った。

『おとな旅あるき旅』800回記念の記者会見(8月21日:テレビ大阪)
三田村邦彦と伊吹吾郎『おとな旅あるき旅』800回記念の記者会見(8月21日:テレビ大阪)

71歳になる三田村は、「デビューすぐのドラマ『たとえば、愛』では、原田芳雄さん、津川雅彦さん、大原麗子さんらとご一緒し、すごい緊張感のある現場でした。本読みでも脚本家・倉本聰さんからのダメだしの連続で・・・。そこから『必殺仕事人』の京都の現場に行くと、藤田まことさんと伊吹さんが本当に楽しそうにお芝居をしている。その姿を見て、役者を選んでよかったと思った。今役者を続けられているのは、本当に、藤田さんと伊吹さんのおかげです。また、どれだけ2人からごちそうになってきたか・・・」と、2人から公私ともに受けた影響の大きさと、感謝の思いを語った。

三田村邦彦『おとな旅あるき旅』800回記念の記者会見(8月21日:テレビ大阪)

一方、今年80歳を迎える伊吹は、「番組を17年、800回続けられたのは、本人の頑張りがあってこそ。ようやったな、と思う。彼の人間性は『必殺』で感じたが、人に親しむということに長けている。はじめて会ったときに、なんて純粋な、汚れのない男性が来たんだ、これで必殺もうまくやっていけるなと確信した。そこからいいヤツだ、という思いは変わらない。15年ぶりの共演でも、そのときのままの三田村なのが嬉しい」と、自身が『水戸黄門』で「格さん」役を続けた17年と同じ期間、番組を続けてきた三田村を祝福した。

『おとな旅あるき旅』800回記念の記者会見(8月21日:テレビ大阪)
伊吹吾郎『おとな旅あるき旅』800回記念の記者会見(8月21日:テレビ大阪)

◆ 故・中山麻理さんとの思い出、追悼のコメントも

続けて、「ある日みーちゃんが『結婚する』と言い、お相手を紹介するからと。ホテルのロビーで待ってたら、現れたのは中山麻理さん。なんだ、僕の東宝のニューフェースの先輩の麻理さんかと。そうやって紹介してくれる心遣いがあって、信頼してくれて接してくれた。1人目のお子さんができる時も、『生まれました!』って」と、四半世紀にわたり、人生の節目節目をともに過ごしてきたことを、感慨深く振り返った。

7月12日に77歳で亡くなった三田村の前妻・中山麻理さんについて、記者からコメントを求められると、伊吹は「大先輩なんで、成仏してほしい」。三田村は「僕はコメントする立場にないと思うので、全て心にしまっておきたい。まだ若かったな、という印象です」と絞り出すように話し、伊吹が「それくらいで、いいんじゃないでしょうか」とフォローした。

放送800回記念の『おとな旅あるき旅』は、9月20日・18時30分から。「仕事人2人が行く滋賀・草津、歴史のある宿場町の旅」として放送する。

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

『おとな旅あるき旅』800回記念の記者会見(8月21日:テレビ大阪)
下半身の鍛え方を解説する伊吹吾郎『おとな旅あるき旅』800回記念の記者会見(8月21日:テレビ大阪)
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