俳優・菅井友香がミステリーホラーに挑戦「1秒も無駄にしない」

6時間前

『ロンダリング』に出演する菅井友香

(写真5枚)

社会派ミステリードラマ『ロンダリング』(カンテレ)が、7月3日より放送スタートする。今回、主人公の相棒役として出演する俳優・菅井友香に同作品への想い、また撮影時の裏話などについて話を訊いた。

■ ドラマ出演2作目「責任感と覚悟を持って挑んだ」

同ドラマは、「死者の声が聞こえる」特殊能力を持つ主人公・緋山鋭介(なにわ男子・藤原丈一郎)が、社会の闇に足を踏み入れ、非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い奮闘するストーリー。菅井は危険を察知するとモヤがかかって見えるという不思議な能力を持つ蒼沢夏凜役で出演する。

菅井と言えば、アイドルグループ欅坂46・櫻坂46の初代キャプテンであり、グループ卒業後は昨年初のドラマW主演に抜擢されるなど、俳優として活動。また、競馬番組『競馬BEAT』でメインMCを務めるなど、活躍の幅を広げている。

インタビュー中の菅井友香
インタビュー中の菅井友香

今回の作品について菅井は、「内容はホラー要素のあるミステリードラマということで、先がどんどん気になるような展開になっています。内容も事故物件についてなど、そこで亡くなった人の声が聞こえるシーンもあります。人の生死に関わる内容でもあったので、責任感と覚悟を持って挑ませていただきました」。

また役柄については、「今回は普段の自分とはかけ離れている部分が多く、楽しみにしていました。(蒼沢夏凜は裏設定で)大切な人を亡くしている過去もあって、その経験からあえて人と距離を置いています。私自身も大切な人を亡くしてしまった経験があるので、そういう過去の痛みで一緒だなと思える部分がありました」と続ける。

菅井は撮影中に監督に何度も話を聞き、蒼沢夏凜というキャラクターの感覚を確かめながら役を演じた。やりながらどんどん深められていく感覚があったという。

■ 藤原丈一郎の差し入れに「いつ来るかな」

同ドラマの制作地は大阪。元々、大阪の街の雰囲気が好きという菅井は特にうれしかったことがあったそうで「現場の雰囲気と関西弁が飛び交っている雰囲気が新鮮で、楽しかったです。今回の現場ではごはんを買いに行く時間がなくて、そのときに夜ご飯も朝ご飯も番組スタッフさんがキッチンで準備してくれて人のあたたかさと面白さ、やさしさも感じられて、染みました。持てる力を全部出したいと思いました」と語る。

また、たくさんの差し入れをもらうなかで特にうれしかったのが、主演・藤原丈一郎が持ってきた天神橋筋商店街の人気コロッケだったとか。「藤原さんが、『明日コロッケくるで〜』、『やっぱり明後日にする〜』など言っていただいていて、いつ来るかな?と楽しみにしながら待っていて…食べたら期待以上のおいしさでした」と笑顔を見せる。

『ロンダリング』に出演する菅井友香。MCを務める『競馬BEAT』では、当てまくっている!と話題になり、努力家の一面も
『ロンダリング』に出演する菅井友香。MCを務める『競馬BEAT』では、当てまくっている!と話題になり、努力家の一面も

同い年で共演した藤原に対しては、「エネルギッシュで、芝居で現場を引っ張ってくださっている。120%のチカラを出すために準備をしていた姿が印象的でした」と言い「台詞が多かったので、合間の時間は台本を読んで台詞合わせをするなど互いに1秒も無駄にしない時間を過ごしました。休憩時間などは趣味の旅行の話で盛り上がって楽しかったです」と、共通点もあったと話す。

最後に菅井は「映像を通して作品のメッセージを伝えていくということに興味があったので、映像で届けられる母数の大きさを感じています。より多くの方に作品を通じて大切なことを伝えられるようになりたいと思います」と意気込んだ。

深夜ドラマ『ロンダリング』は7月3日より、毎週木曜・深夜0時15分(カンテレ)からの放送。

取材・文/Lmaga.jp編集部
撮影/佐伯慎亮

『ロンダリング』に出演する菅井友香
『ロンダリング』に出演する菅井友香
ワンピースを身に纏った菅井友香
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