「本当にきた」英人気バンド・ブラーのメンバー万博でご機嫌DJ

9時間前

イギリスが誇る全世界で人気のロックバンド「Blur ブラー」のアレックス・ジェームズ(Alex James)(6月14日/大阪・関西万博)

(写真7枚)

6月14日『大阪・関西万博』の「英国パビリオン」に、イギリスの人気ロックバンド・Blur(ブラー)のベーシストであるアレックス・ジェームズが登場。同パビリオン前には彼を一目見ようと、雨の降るなか多くの人が駆け付け大盛り上がりとなった。

Blurといえば、同じくイギリスのロックバンド・Oasisと90年代にUKロックファンの人気を二分した存在。その後活動休止などはさみつつも人気は衰えず、2023年にイギリス・ロンドンの「ウェンブリースタジアム」で開催した、9万人コンサートを即完売させた。日本でも単独公演を何度もおこない、『SUMMER SONIC』『フジロックフェスティバル』などでもトリを飾るなど、熱狂的なファンも多いことで知られる。

『2025大阪・関西万博』6月14日より、Blurのベーシスト アレックス・ジェームス(Lmaga.jp撮影)
自身がつくるワイン「ブリットポップ」片手にDJ、アレックス・ジェームス(6月14日/大阪・関西万博)

この日、同パビリオンでは、「Festival of Flavours(味の祭典)」という英国の食文化の魅力を発信するイベントが開催され、英国産チーズや、サバ、サーモンなどの試食、ウィスキーやワインなどを使ったカクテルの試飲などもおこなわれた。今回のイベントで、イギリスの食を日本に伝える「伝道師」として、白羽の矢が立ったのが彼だった。

英国パビリオンのキャロリン・デービッドソン氏によると、「彼自身がチーズやワインの生産者であるということと、これまでもイギリスの食文化を世界にアピールする活動を精力的におこなっていた」ということから、今回の来場につながったそう。

アレックス・ジェームスが手にしているのは自身が作るワイン「ブリットポップ」(6月14日/大阪・関西万博)

まず報道陣を前に同館2階の「ジョニーウォーカーバー」で英国の食の多様性や、自身が作る日本未発売のワイン「BRIT POP(ブリットポップ)」をしっかりPR。その後、ブドウのワインと、りんごのシードルの2種をDJブースの横に置き、リラックスした表情で、スペシャルセットを披露した。

リラックスした雰囲気でDJを披露するアレックス(6月14日大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)
リラックスした雰囲気でDJを披露するアレックス・ジェームス(6月14日/大阪・関西万博)

DJセットは、Beatlesでスタート。ラストは、自身のバンドの人気曲『Song2』と、アメリカの人気バンド・Nirvanaの『Smells Like Teen Spirit』をマッシュアップ。颯爽と手を振って去っていった。

その後18時からは、同パビリオン前で来場者向けDJイベントを開催。雨が降りしきるなか、パビリオンの前には続々とファンが集まり、アレックスの登場を待っていた。悪天候もあり、「本当に来るのか・・・?」と心配する来場者も。

英国パビリオン前、何時間も前から雨の中でアレックスの登場を待つ来場者たち(6月14日/大阪・関西万博)

しかし、アレックスが登場すると、あたりは大きな歓声に包まれ、イギリスゆかりのアーティストのセットリストと、はしゃぐアレックスの姿を多くの観客が楽しんだ。ここでは、自身のバンドの人気曲『Parklife』をかけ、観客たちの中にアレックスが飛び込み、ハイテンションで記念撮影やサインをするなど「陽キャ」ぶりを発揮した。

人が集まりすぎてアレックスの顔、全然見れなかったという来場者も多数いた(6月14日大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)
人が集まりすぎてアレックスの顔、全然見れなかったという来場者も多数いた(6月14日/大阪・関西万博)

このスペシャルセットの中で、「え、まさか・・・!」と周辺がざわめいたのは、Oasis『Supersonic』。万博でBlurが、Oasisをかける、という大変貴重な現場の様子に、SNSでも「嘘だろ・・・」「ヤバい、涙出る」「これは世界平和」「犬猿の仲って扱いだったのに、 時代は変わった」など大きな反応があがっていた。

BlurTシャツを来たファンが英国パビリオンに多数来場。30年来のアレックスファンの女性は、自作ボード持参して来場(6月14日/大阪・関西万博)

アレックスに会うために、万博にはじめて来たという来場者も多く、中には東京など遠方から急遽駆け付けた人たちも。自作ボードを掲げてアレックスを応援していた女性は「30年来のファンです。なんと、サインももらえました。最高の1日です!」と、ロックスターの神対応に感激していた。

なお、今回の万博では、アメリカの人気グループ、バックストリートボーイズのニック・カーター皮切りに、ミュージシャンのBECK、アウスゲイル、カーリヤなど、公私やパフォーマンスの有無問わず、各国の人気アーティストの来場が続々。

国内からも、LUNA SEAのSUGIZO、L’Arc〜en〜Cielのhyde、GLAYのTERU・・・とロック勢の来場が続き、「来場してたの!?」とたびたび大きな話題となっており、今後のサプライズにも期待が高まる。

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

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