八木上等兵が嵩を気にかける理由が明らかに…井伏鱒二に注目

2025.6.13 20:30

『あんぱん』第55回より。上等兵・八木(写真左、妻夫木聡)に絵を渡す嵩(写真右、北村匠海)(C)NHK

(写真5枚)

高知で家族に愛され育ったヒロイン・朝田のぶ(今田美桜)とその幼馴染・柳井嵩(北村匠海)の人生を描く連続テレビ小説『あんぱん』(NHK朝ドラ)。6月13日放送の第55回では、中国行きが決まり、八木上等兵が嵩を手助けしてきた理由を明かす。

小倉連隊に動員が下令され、中国に行くことが決まった嵩(北村匠海)たち。嵩は八木(妻夫木聡)にこれまでの礼を伝え、「何としてでも生きて帰りたい」と話すと、八木は「弱い者が戦場で生き残るには、卑怯者になることだ」と助言をする。

中国に上陸した嵩たちは、福建省の奥地で幼馴染の岩男(濱尾ノリタカ)とまさかの再会を果たす。その矢先、上官の粕谷(田中俊介)に呼び出された嵩。粕谷は嵩が八木に渡した似顔絵を手に、厳しい口調で「これを描いたのはお前か」と詰問するのだった。

今回の放送では、中国行きが決まり、嵩が八木にこれまでの感謝を伝える。すると八木は、嵩が入隊当時に井伏鱒二の詩集を持っていたことから「同じ匂い」を感じていたと話す。

これまで厳しい態度ながら嵩を手助けしてきた八木。その理由が明らかになり、SNS上では「やっぱり井伏鱒二の本だったのか」「弱い嵩を見て、少しでも立場を上げさせようとしたんだろうなあ」「やっぱり八木上等兵は嵩にシンパシーを感じていたんだな」など納得の声が上がり、X(旧ツイッター)では「井伏鱒二」がトレンド入りしていた。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。6月16日放送の第56回では、地元民から反感をかわないため、健太郎(高橋文哉)とともに紙芝居を作ることに。土曜日はその週の振り返り。

文/つちだ四郎

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