京都で「やなせたかし展」、初の大規模巡回展…7月より45日間

5時間前

「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」

(写真9枚)

『アンパンマン』の生みの親・やなせたかし(1919-2013)の初の大規模巡回展が、JR京都駅ビル内の「美術館「えき」KYOTO」にて、7月11日よりスタートする。

1919年、高知県出身のやなせたかし(本名:柳瀬嵩)。1947年上京、三越百貨店宣伝部を経て53年に漫画家として独立。舞台美術、作詞、ラジオ・テレビの構成も手がけ、1973年に『あんぱんまん』(フレーベル館 月刊絵本「キンダーおはなしえほん」)を発表、1988年にテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」が放送開始され、国民的人気を博した。

「夕陽の決闘」1998年
「夕陽の決闘」1998年

漫画家、詩人、絵本作家、イラストレーター、デザイナー、編集者など多彩な活動を繰り広げ、「人を喜ばせること」を、人生最大の喜びとしていたやなせ。手掛けた作詞は「手のひらを太陽に」(1961年)ほか多数、2013年、94歳で永眠した。現在は、やなせとその妻・暢をモデルにヒロイン・朝田のぶ(今田美桜)の人生を描く、連続テレビ小説『あんぱん』(NHK朝ドラ)が放送中だ。

やなせたかし
やなせたかし

そのタイミングに合わせておこなわれる、初の大規模巡回展。2026年に「やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」が30周年を迎えることを記念し、原画を中心に、「やなせたかし大解剖」「漫画」「詩」「絵本/やなせメルヘン」「アンパンマン」をテーマに作品を紐解いていく。

「てのひらを太陽に」制作年不明
「てのひらを太陽に」制作年不明
「絶望のとなりに」制作年不明
「絶望のとなりに」制作年不明

「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」は7月11日から8月24日まで、「美術館「えき」KYOTO」(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)にて(会期中無休)。時間は10時〜19時30分(入館締切:閉館30分前)、入館料は一般1000円ほか。

初日には「やなせたかし記念アンパンマンミュージアム」振興財団 事務局長、学芸員によるギャラリートークがおこなわれる予定。

(C)やなせたかし (公財)やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団蔵

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