電車やバスに飽きた…万博マニアに勧めたい「船」アクセス

2025.6.4 08:00

船で『大阪・関西万博』会場へ!

(写真15枚)

来場者数が500万人を突破し、ますます盛り上がりを見せる『大阪・関西万博』。通期パスを使ったリピーターも増えているなか、電車やバスでの移動には飽きてきた・・・という人もいるはず。

そんな万博ツウにオススメしたいのが、川と海を乗り継ぐ「船」でのアクセス方法だ。所要時間約70分、「水都・大阪」ならではの優雅すぎるクルーズを実際に体験してみた。

■ あえてゆっくりと船でアクセス、万博クルーズ

クルーズの出発地は、2024年にオープンしたばかりの「堂島浜船着場」(大阪市北区)だ。堂島川沿いにある船着場で、ビジネス街として賑わう淀屋橋や中之島の景色を眺めつつ船旅がスタートする。

クルーズの出発地「堂島浜船着場」は、大阪メトロ御堂筋線・京阪「淀屋橋駅」「大江橋」駅よりすぐ
クルーズの出発地「堂島浜船着場」は、大阪メトロ御堂筋線・京阪「淀屋橋駅」「大江橋」駅よりすぐ
堂島浜船着場〜ユニバーサルシティポートへは、川船「ほたる号」で
堂島浜船着場〜ユニバーサルシティポートへは、川船「ほたる号」で

この日乗り込んだのは川船の「ほたる号」。コンパクトな見た目に反し船内にはテーブルが設置されており、QRコードから飲み物やおつまみもオーダーできるのがうれしい。

川船「ほたる号」には簡易の机が。QRコードから船内メニューが確認できる
川船「ほたる号」には簡易のテーブルが。QRコードから船内メニューが確認できる
天井や窓が開きフルオープンに。中之島の景色を悠々と眺めることができる

さらに出航に伴い両サイドの大窓とガラス張りの天井がフルオープンになるので、爽やかな風を受けつつビールを1杯・・・という最高の瞬間まで味わえてしまうのだ。50分というゆったりとした船旅で、大阪の街並みや有名スポットを楽しむことができた。

船内ではアルコールも購入できる(ビールは400円)
船内ではアルコールも購入できる(ビールは400円)

担当者いわく、堂島の船着場近辺はホテルが多く、宿泊客が観光目的で多く利用するそう。それも頷けるほどの贅沢さだった。

■ ユニバーサルシティポートでミャクミャク号に乗り換え

その後は「ユニバーサルシティポート」で一度下船し、海船のユニバーサルクルーズに乗り換える。夢洲会場まで運んでくれるのは、なんと船体がミャクミャク仕様にラッピングされた公式船「ミャクミャク号」だ。

ユニバーサルポートに到着した「ミャクミャク号」。至るところにミャクミャクが!
ユニバーサルシティポートに到着した「ミャクミャク号」。至るところにミャクミャクが!
ミャクミャクカラーの船内
ミャクミャクカラーの船内

ミャクミャクカラーのシートかつ、随所にぬいぐるみが設置された船内に万博へのワクワク感も増していく。堂島川ののんびりした船旅とはまた違う、大阪湾の広大な景色や波の動きを楽しめる約20分もの船旅を終え、ついに夢洲会場に。

海遊館や天保山大観覧車。この日はイベントのため「日本丸」が
船は海遊館や天保山大観覧車の横を周遊。この日はイベントのため「日本丸」が

そこからは桟橋近くに停まっていたシャトルバスに乗り込み、ゲート近くで下車。混雑が激しい東ゲートではなく比較的人が少ない西ゲートで降ろしてもらえるので、最後まで人混みに悩むことなくアクセスすることができた。

シャトルバスに乗り込み、西ゲート近くで下車。万博会場に到着!
シャトルバスに乗り込み、西ゲート近くで下車。万博会場に到着!

当初は「なぜ船で・・・?」と疑問を抱いていたものの、体験してみるととにかく快適さと楽しさが段違い。これはただの移動手段という域を超え、一つのアクティビティなのだなと感じた。

また確実に席が用意されているので、遊び疲れてお土産もたっぷりな「帰り道」に利用するのも便利そうだ。電車やバスでは見られない景色を見たいという万博マニアは一度試してみては。

夢洲に到着した「ミャクミャク号」。ここからシャトルバスへ
夢洲に到着した「ミャクミャク号」。ここからシャトルバスへ

堂島浜船着場〜(ほたるまち港〜大阪国際会議場前港〜)ユニバーサルシティポート〜夢洲の『大阪・関西万博シャトルクルーズ』は、7月19日から万博期間中の土日祝に運航。チケット料金は片道5000円。

そのほか万博会場へは、堺旧港〜夢洲(約30分)が大人3800円、子ども1900円、中之島ノースゲート〜夢洲(約40分)が大人3300円、子ども1700円、ユニバーサルシティポート〜夢洲(約20分)が大人2800円、子ども1400円など。

帰り(ユニバーサルシティポート行きが17時発/18時30分発、堺旧港行きが17時発/20時30分発)は出航の1時間前まで購入できる。詳細は「ユニバーサルクルーズ」公式サイトにて。

取材・文・写真/つちだ四郎

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