癖が強すぎる…ドンキの新作弁当「あの部分」主役で話題に

アメリカンドッグの「あの部分」がどっさり!
「みんなの75点より、誰かの120点。」をコンセプトに掲げる、「ドン・キホーテ」の弁当・惣菜ブランド「偏愛めし」。12月1日に発売された新作が「癖が強すぎる」とSNSで話題を呼んでいる。
「偏愛めし」とは、万人に愛されることより、誰かの心に一直線に刺さることを目的とした2023年誕生の惣菜シリーズ。これまでに「フライドチキンの皮だけ弁当」「ころもが主役のチキンカツ弁当」「具なし焼きそば丼」など、偏愛ぶり満載のメニューを世に送り出してきた。
そして今回注目を集めたのは、アメリカンドッグの根本のカリカリ部分を主役にした、その名も「アメリカンドッグのココだけ弁当」。この奇抜なネーミングの通り、左反面にはそれらが無数に敷き詰められており、右反面にはケチャップライスが鎮座しているという極めてマニアックな一品なのだ。
SNSの反響を覗いてみると「まさに偏愛」「弁当の癖が強すぎる」「イカれてる」「ドンキじゃなかったら企画通らないな」などといった意見が散見。なぜ、これほど偏った弁当が発売されたのか? 謎を探るべく同社の商品開発者に話を伺った。
■ アメリカンドッグの根元だけ…なぜ企画が通ったのか

──極めて斬新な発想の弁当だと思いますが、「アメリカンドッグのココだけ弁当」が生まれた経緯を教えて下さい。
開発者が仕事帰りに食べたアメリカンドッグとおにぎりの食べ合わせがとても美味しく、その感動をアメリカンドッグファンに届けたいという一心で商品化いたしました。
根元の為に150円程払ってアメリカンドッグを購入されている方も多いと思う(?)ので、その方たちの夢を現実にすべく、思う存分堪能していただきたかったという思いもあります。
──型破りすぎるがゆえ、反対の声は出なかったのでしょうか?
社内からは、アメリカンドッグの希少部位に目を付けたこと、また、再現度の高さから、販売前から評価を頂いておりました。
■ SNSで話題に…やはり賛否はある

──社内で好評とは、さすがドンキさん!発売してからの反響はいかがですか?
今までの商品とは少し違った雰囲気のものが発売されたことも一因かもしれませんが、発売前からSNSで話題になり、大変光栄に思っております。
実際に「本物のココ(アメリカンドッグの根本部分)みたい!」「想像より美味しい」「ココだけを待っていた!」などといった喜びの声や「お米がいらない」「飽きる」といった率直な感想をSNSなどを通して多くいただいており、今後の開発に活かしていきたいと思っております。
■ 誰かの120点に…「偏愛めし」にネガティブはNG

──ほかにも「偏愛めし」シリーズには独創性豊かなメニューが沢山ありますが、どのように発案され、商品決定されるのでしょうか?
まず、アイデアを出し合うミーティングを行い、その後会議などを経て商品化が決まります。話し合いは基本的にネガティブな意見は出さず、開発者の思いを最大限にヒアリングし、ポジティブな意見を元に議論を重ねています。
目指すのは、誰かの120点に刺さるような商品ですね。
──「偏愛めし」シリーズの商品化に至り、苦労した点はありますか?
「偏愛めし」発足当初に発売した商品は、特に思い入れの強い商品となっています。例えば、「あんだく溺れ天津飯」について言えば、「餡が多くて、容器からあふれる」というお声を頂戴し、約40種の容器から溢れにくいものを選定しました。しかし、その後も「餡がこぼれる」という意見を頂戴し、更なる改善に取り組んでいます。
◇
■ ごはんと合うのか!? 食べてみた

「アメリカンドッグのココだけ弁当」を実際に食べてみると、アメリカンドッグのあの香ばしさと甘さが絶妙な加減で再現されていることに驚く。そのまま食べても美味しいのだが、付属のマスタードとケチャップをかけると、一層アメリカンドッグを彷彿とさせる。また、カリッとクリスピーなものから少ししっとりとしたものまで食感はさまざまで、その差を味わうのも楽しい。ケチャップライスとの相性も抜群で、別々に味わったり、カリカリ部分をケチャップライスにオンして食べたりと、好みの塩梅に調節しながら、楽しんで食すことができた。
ちなみに、「ココ」の部分の製造方法については企業秘密とのこと。何度も試作を繰り返し、納得いく「ココ」を作り出せたそうだ。
「アメリカンドッグのココだけ弁当」(430円)は、一部を除く全国の「ドン・キホーテ」にて販売中。
取材・文・写真/緑川翠
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