らんまん最終週振りかえり・スエコザサ

ササを微笑みながら見つめる万太郎(神木隆之介)(C)NHK
高知・土佐で生まれ育ち、草花をこよなく愛する主人公・槙野万太郎が、やがて植物学者として大成していく姿を描く連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。9月30日は、「スエコザサ」と題する最終週(9月25日〜29日放送)を振りかえる。
■ 時は流れ昭和33年、1人の女性が槙野邸を訪れる
万太郎(神木隆之介)の妻・寿恵子(浜辺美波)は、自分の店を売却し、その資金で東京郊外にある「大泉村」に広大な土地を購入。万太郎の夢と標本を守るため、その土地に新しく屋敷と標本館を構えることを決める。2人は新天地にさまざまな草花が咲く園を作ろうと語り合い、寿恵子はこれまで万太郎と併走してきた人生を振り返りながら「私、やり遂げました」と満足そうな笑顔を浮かべるのだった。
時は流れ、昭和33年(1958年)の夏。万太郎たちが暮らしていた大泉村の自宅に、区役所から紹介を受けたという女性・藤平紀子(宮崎あおい)が訪れる。槙野夫妻の娘・千鶴(松坂慶子)から、万太郎が遺した植物標本を整理する仕事を依頼される紀子だったが、その責任の重さに一度は断る。しかし、膨大な数の標本が震災や戦争からこれまで守り抜かれてきた偉大さに気づき、改めて手伝いをしたいと千鶴に申し出るのだった。

膨大な標本を正しく整理するため、紀子は千鶴と協力し、まずは過去の日記や資料をもとに万太郎の行動を分析することに。万太郎の行動録を作ることで、万太郎の標本と他の人の標本を区別し、正確な採取地を明らかにしていこうとする。
■ 寿恵子の体調に異変が起こる
時は戻り、のどかな大泉村に屋敷を構えた万太郎は、寿恵子と三女・千鶴(本田望結)とともに、3人で穏やかに暮らしていた。相変わらず植物と触れ合いながら暮らす万太郎が、村の子どもたちに標本の作り方を教えていると、お茶を出そうとした寿恵子が急須を取り落としてしまう。近頃の寿恵子は手元を誤ることが多く、寿恵子の身体に異変が起きていることがうかがえていた。心を痛める万太郎は「近々、病院に連れて行く」と千鶴に話すのだった。

そんなある日、万太郎の旧友・波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)が大泉村を訪ねてくる。波多野が帝国学士院の会員として「最も優秀な頭脳60人」に選ばれたことを祝い、宴会を開く万太郎たち。沼津に移住した藤丸は醸造の研究を続けており、万太郎の姉夫婦の綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)も酒造りに励んでいるという。
近況報告のさなか、波多野は万太郎に「僕は万さんに用があって来たんだよ」と切り出し、「ねえ万さん、理学博士にならない?」と告げる。徳永(田中哲司)からの推薦を得て理学博士になってほしいと提案する波多野に驚く万太郎だが、大学に不義理をしてきたことや図鑑が完成していないことを理由に「いただくことはできん」と答える。
しかし波多野は、万太郎が1人で研究を続け数多くの新種も発見している状況は偉業だと称賛。さらに万太郎を「世界最高峰の植物分類学者」と評価し、「そういう万さんが、いまだに理学博士じゃないっていうのは、世界からこの国の植物学会の見識を疑われるんだ」と説得するのだった。
■ 万太郎、理学博士の学位を受ける
周囲からの推薦を受け、理学博士の学位を受けることに決めた万太郎。博士号授与式当日には、寿恵子や千鶴、名誉教授になった徳永や波多野、藤丸も駆けつける。壇上に上がる万太郎は、植物の研究を続けるなかで発見したこととして「あらゆる命には限りがある。植物にも人にも。ほんじゃき、出会えたことが奇跡で、今、生きることは、愛おしうて仕方ない」と語る。

そして、列席している寿恵子に向けて、「改めまして、どんな時も、わたくしをそばで支えてくれた妻と、皆様方に感謝申し上げます」と告げる。寿恵子は喜びの涙を浮かべるのだった。
こうして理学博士となった万太郎だったが、病を患う寿恵子の体調は芳しくなく、具合は悪くなるばかり。万太郎は看病をしながら、寿恵子のために何としても「日本全国の草花を載せた図鑑を完成させる」と決意。夫婦の約束を果たすため、万太郎は日々研究に取り組み・・・。
◇
10月2日からは、女優・趣里(しゅり)がヒロインを務める連続テレビ小説 第109作『ブギウギ』がスタート。『東京ブギウギ』など数々の名曲で、「ブギの女王」として一世を風靡した歌姫・笠置シヅ子さんをモデルに、戦後を明るく照らしたスター歌手の物語が描かれる。
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