お笑いコンビ・からし蓮根、熊本県出身ならではの出囃子曲とは

お笑いコンビ・からし蓮根(左から伊織、杉本青空)
「最初の衣装は半袖半ズボン、柄シャツで」(伊織)
瀬戸:調べたところによると、大阪に来た当時は今ほど方言出してなかったみたいやん。それは何でやったん?
伊織:たぶん青空が東京に憧れていたんじゃ? 標準語でツッコんでました。
青空:熊本でインディーズとしてやってたときは、周りが熊本弁やから、そのなかで目立つために標準語にしてたんですけど。
瀬戸:ほぉ。どんなツッコミしてたん?
伊織:「なんでだよ!」って。
瀬戸:青空が!?
青空:「お〜かしいだろっ!」っていいながら伊織のここ(鎖骨あたり)を叩くっていう「オードリーさんスタイル」で漫才してて(笑)。
伊織:してたなぁ〜(笑)。すごかったっすよ。
青空:そのままで大阪来たんですけど、なんか違うってことに1年目くらいで気付いて。スタイルも一新して。

瀬戸:向こうでは熊本弁が普通やったけど、こっちでやったら武器になったんやな。めちゃくちゃやりやすなったやろ(笑)。今自分らを分析して、ストロングポイントってどこやと思ってる?
青空:「2人じゃないとできない」っていうところは大事にしてますかね。あと無理しない、あんまり難しいような身の丈に合わないことは排除してという。
伊織:だって僕、最初のころ(スマイル)よしたかさんみたいな格好してましたもん。
瀬戸:え?うそやん? キャラも「陽」ってこと?
伊織:そうですよ。めっちゃ明るく、常に動いてるような感じの。衣装も半袖半ズボンで、チェック柄のシャツを着て・・・。
青空:もう膝下がめっちゃ長いから。おかしかったもんな、やっぱ。
瀬戸:今ののらりのらりとした芸風の感じとは真逆な。いやでも、半ズボン履く芸人って相っ当な覚悟いるで!うちのよしたかは素がもうあれやから、やけど!(笑)
青空:(笑)。でも、芸人伊織と人間伊織がどんどん離れていったんで、それはやめました。
瀬戸:へぇ〜! ほな、めっちゃ試行錯誤してるやん。そんでたどりついたのは「無理をせず」・・・でもさ、やっぱ独特やん。伊織の空気感はもちろん、青空の秀逸なワードセンスもピックアップされるやんか。
青空:いや、多分言いたいだけのやつです。
伊織:確かにそれはありますね。めっちゃスベんのに、これだけは絶対言うやんってときありますもん。
瀬戸:それは青空のなかでは言わないと気が済まないワード? 分かりやすいので言うと「概念は何や!」もそうやんか。これはもう「青空のワード」よな。
青空:これ以外はしっくりこない、みたいなのはあります。なんかポンッって出てきますね。

瀬戸:じゃあほんまに素のまんまでやりはじめたら、うまく回りだしたってことなんやね。そんな2人の出囃子が、『おてもやんサンバ feat.水前寺清子.MICKY RICH & ポチョムキン』か。これもやっぱり「無理をせず」? でも、水前寺清子さんなんやって衝撃やったよ。
青空:元々は民謡なんですけど、ラッパーとレゲエの人とアレンジしてやってるみたいな楽曲で。
瀬戸:めっちゃポップなイケイケなバンドがやってるんかな?って思う入りやけど、でも歌い出したらなんかこの声・・・ってなる演歌節で。よぉ見つけたなこれ!
伊織:これ、僕らが熊本でインディーズでやってたときの共通出囃子やったんですよ。
瀬戸:統一の出囃子? この曲はなんか熊本に関係があるってこと?
伊織:『おてもやんサンバ』が熊本で毎年ある『火の国祭り』で流れる曲で。『おてもやん』が熊本の民謡なんで。
青空:「かわいらしい女性が嫁入りした」みたいな曲で、熊本の人たちなら1回は聞いたことがあると思います。ほかに候補はなかったですね。お祭りっぽすぎず、民謡の古くささもなく・・・ちょうど良いんです。
伊織:この最新のバージョンもあるんですけど、知ってます? 僕らの使ってる曲に、歌う人が追加されてるんですけど。
瀬戸:水前寺清子さんありきで? 分からん、誰?
伊織:英太郎さんと井手らっきょさんです。
瀬戸:・・・誰やねんと、誰が入ってんねん。いや、英太郎さんは申し訳ない。熊本の方は知ってるんかな? すいませんね、僕が無知なだけで。
伊織:熊本の方なんですけど、英太郎さん、まじでモノマネがえぐいんです。コロッケさんも入ってたよな?
青空:コロッケさんが武田鉄矢さんのモノマネで入ってます。
瀬戸:どんどんバージョンアップされてんねや(笑)。じゃあ逆に言うとさ、いずれこの曲にからし蓮根が入るということはあるんじゃないの?
伊織:そうですね、頑張れば!
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