「被害者付きも選べます」今夏も大バズり…神戸にキモ怖かき氷

動画サイト「TikTok」で大バズり中の「サメ氷 被害者付き」(980円)
「どうしても笑ってしまう」「キモ怖い」と動画サービス「TikTok」で約50万再生されるなど、人気に火をつけたユニークかき氷。神戸・須磨にある「パパパピッピーズ」(神戸市須磨区)が手がけるもので、世に「ふわふわのかき氷」や「パティシエが手がけるかき氷」が席巻するなか、エンタメ性で勝負する強者だ。思わず見てしまう、個性爆裂なかき氷の真相を探るべく、取材に行ってきた。
■ エンタメかき氷の生みの親
エンタメかき氷(勝手に呼んでいます)をスタートさせたのは、2020年頃。オーナーの幸内政年さんがそれまで作っていた、「カラフルで目玉付きのかき氷」を何か面白い方向に転換させるべく、編み出されたのが「サメ氷」だったそうで、思いついたきっかけは「アイデアです」と話す。

「お店をオープンさせた理由とも同じなんですが、須磨というエリアに若者も集まれる地域コミュニティを作りたいという一心でやっています。バズらせよう、映えさせよう、っていう気持ちは実はなくて(笑)。その目的を達成するための手段のひとつが『かき氷』だったのかもしれませんね」
■ 今も成長中の「サメ氷」、ポイントは下アゴ
最初はサメ氷、続いてワニ氷、そして近隣都市・明石をモチーフにしたタコ氷を次々に開発。元漁師だったオーナーの器用な手先が本領を発揮したのか、メニューはどんどん増えていき、これまでに約20種のメニューを考案したそうだ。

そして月日が経つほど、作れば作るほどその腕は上がっていき、よりリアルに変貌。「TikTokに載せ始めると、みなさんおもしろいコメントをしてくれるんですよね〜!そんなコメントも見ながら2021年にはサメ氷に『被害者』が追加されたり、今は『下アゴ』を開発中なんです」と幸内さん。さすがは、元漁師。サメは捕獲したことは無いらしいが、より忠実に再現したいとの思いは強いようだ。
■ ストロベリー=「肉片」!?
完成品が運ばれてくると、「凄い!」とありがちなコメントを口走ってしまった記者だったが、その迫力は発狂レベル。TikTokでは「肉片」との呼び声もあるというストロベリー果肉&ソースが生々しさを演出しており、ドロっとした感じが「被害者を食べたて」のようにも感じ、よりホラー味がアップ。

食べる際は上から練乳をかけてるのだが、特に正しい食べ方などは無いよう。「壊れていく様も粋なんですよ〜」と、食べかけのかき氷を見ながら話す幸内さん。そんな彼に少し恐怖を感じたというのは内緒にしておこう。

■ 注文は「被害者付き」で
同店は昼1時から営業しており、暖簾が開くや、複数組がザッと訪れ店内は満席に。レジでの注文に耳を傾けていたところ、若い女子3人が慣れた口調で「サメ氷の被害者付きで!」と注文。続いてきたお客さんが「サメ氷ひとつください」というと、すかさず店員が「被害者は付いてても大丈夫ですか?」と問いかける。
みんなが当たり前のように「サメ氷 被害者付き」を口にする、ちょっとシュールな光景に笑みを隠せず、居合わせた40代の女性客に話を訊いてみると、「かき氷好きのインスタグラマーが載せているのを見て来ました。三宮にちょこっと用事があったので、息子について来てもらいました。ひとりじゃ恥ずかしいからね(笑)」と、写真撮影もしっかりと楽しんでいた。

かき氷ひとつでここまで楽しめるのかというほど、エンタメ性が詰まったサメ氷。「テーマパークに来たみたいです」と心のうちを伝えると「密かに某テーマパークに採用されないかな〜なんて考えたりはしてます」と幸内さん。幸運を願いたい!
「サメ氷 被害者付き」の価格は980円(被害者なしは930円)。営業時間は昼1時〜夜8時、定休日は月曜日。
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