瀬戸康史が昭和の喜劇人に挑む「人を笑わせるのは難しい」

舞台『世界は笑う』に出演する俳優の瀬戸康史
俳優の瀬戸康史と千葉雄大が、舞台で初共演を果たす『世界は笑う』。昭和30年代初頭の東京・新宿を舞台に、喜劇の世界での人間模様を描く本作について、瀬戸と千葉、そして作・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)がオンラインインタビューに応じた。
さまざまなスタイルのコメディを発表し、演劇の「笑い」の幅を押し広げ続けているKERA。今回は自らが愛する昭和30年代初頭の日本喜劇界を、満を持してテーマに掲げた。
KERAは「自分では普通の人間ドラマを描いたつもりでも、(普通から)ハズれたものになるに違いない。(アメリカのサイレント・コメディの世界を描いた)『SLAPSTICKS』(1993年)より生活感とわい雑さがある、自分のなかでは対(つい)となる作品になりそうな気がします」とコメント。

KERA作品には、これが3度目の出演となる瀬戸。「KERAさんの舞台は、ほかの現場よりも『一緒に作ってる』感じが強いです」と、そのおもしろさを語る。笑いが肝となる今回の舞台に対しては「人を笑わせるのはすごく難しいけど、あまり『難しい』と思いたくない自分もいる。千葉くんとはまだガッツリ一緒にお芝居をしたことがないので、なにを隠し持っているんだろう? というワクワク感を今は感じています」と期待を見せる。
その千葉は、実は上京後に初めて観た舞台が、KERA演出の『どん底』(2008年)で「『頭のなかどうなってるのかなあ?』と気になる感じ」という印象を受けたそう。初出演に対して「30年代という時代も含めて、自分が知らないことをいろいろ知ることができるいい機会になるなあ、と。瀬戸くんは同い年だけど、先輩みたいな気持ちもある。すでにKERAさんの作品に出られているので、いろいろ見て学びたいです」と意欲を語った。
『世界は笑う』は、ほかにラサール石井、銀粉蝶、松雪泰子などが出演。関西公演は、9月3日~6日に「京都劇場」(京都市下京区)にて。チケットはS席1万1800円ほか、7月17日から発売開始。
取材・文/吉永美和子 写真/宮川舞子
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