神戸市が自宅療養者をフォロー、夜間休日にオンライン診療

医療体制の拡充について説明する久元喜造神戸市長(1月28日・神戸市役所)
これまでにないスピードで感染が急拡大している新型コロナウイルス感染症。神戸市は1月28日におこなわれた市長定例会見で、医療体制の強化と3回目ワクチン接種券発送の更なる前倒しを発表した。
1日あたりの陽性件数が1500件を上回るようになった神戸市は、絶対数が増えたことや、オミクロン株は従来株よりも軽症・無症状者の割合が高いこともあり、自宅療養者数が6164人(1月27日現在)。昨年夏~秋の「第5波」のピーク時(1048人)の6倍近くとなっている。
「(患者の状況を)保健師がすべて聞き取って毎日観察する今までのやり方が(物理的に)できなくなってきた。それに代わる方法としてオンライン診療を導入する」と、久元喜造神戸市長。医師による電話診療・オンライン診療(必要に応じて往診も)を2月1日から民間業者への委託でスタートさせるという。
受託するのは、夜間・休日の救急対応に特化した「ファストドクター」(本社:東京都新宿区)。自宅療養中の夜間や休日に症状の変化があった際、これまでの保健師の電話相談に加わって対応され、自宅療養者へのフォローアップ体制が強化される。
また、「2回目の接種完了から8カ月後」を「7カ月後」としていた3回目ワクチン券発送スケジュールをさらに前倒し。「6カ月後」を対象に接種券の発送が予定されている。
そして大規模接種会場が、1月29日から「ノエビアスタジアム神戸」(神戸市兵庫区)、2月5日から「ハーバーランド」(神戸市中央区)に再設置。「ノエビアスタジアム」には保育士の常駐するキッズスペースが設置され、JR兵庫駅、新長田駅から無料シャトルバスも運行される。
久元市長は、「ウイルスは変異し続けるので、今までに知られていないリスクが発生する可能性がある。オミクロン株は重症化リスクが低いと思い込まず、基本的な感染予防行動を取っていただきたい」と市民に呼びかけた。
取材・文・写真/合楽仁美
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