俳優・山内圭哉、今作は「大阪でやらなきゃ意味がない」

演劇ユニット「新ロイヤル大衆舎」(左から大堀こういち、山内圭哉、長塚圭史、福田転球)
現在放映中のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の岩倉具視役をはじめ、個性的な役柄で鮮烈な印象を残す俳優・山内圭哉。自身が参加し、6月に大阪公演を控える舞台『王将』のオンライン会見のなかで、故郷・大阪と大阪弁へのこだわりを語った。
今作では主人公である伝説の棋士・三吉の、有力な後援者・宮田役を演じる山内。同作は自身も所属する演劇ユニット「新ロイヤル大衆舎」で、2017年に東京・下北沢の小劇場で上演しており、今回はその再演となる。再出演にあたって山内が条件に出したのは、「大阪公演をおこなうこと」だったという。
「僕も(三吉役の)転球さんも(脚本の)北条秀司さんも大阪出身で、大阪弁のお芝居。初演のときから、大阪でやらなきゃ意味がないと思ってたし、しかもどうせなら(三吉ゆかりの)天王寺でやりたかったんです。(公演場所が)『近鉄アート館』で、お客さんが観終わった帰りに通天閣が見られるとは、なんてええシチュエーションなんやと思います」と、願いがかなった喜びを語った。
山内は俳優としてだけでなく、宣伝美術や映像の製作、公演グッズのデザインと、多岐にわたってこの公演に関わっている。そのひとつに「大阪弁の監修」もあるが、『王将』のなかに出てくる大阪弁に、懐かしさを感じているそうだ。
「今は使われてない、相当古い大阪弁なんですけど、僕は父親がたまたま(三吉と)同世代で、割と近しい言葉を聞いていたので懐かしいです。『ざんない』とか、ひとつの言葉に3つぐらいの意味がこもってる言葉もあって、温かい気持ちになります」と、古き良き大阪弁も、本作の見どころになることを示唆した。
『王将』は、大阪出身の棋士・坂田三吉をモデルにした名作戯曲。一介の職人からプロ棋士に転じ、数々の悲劇と挫折に見舞われながらも、ひたむきに将棋と向き合い続けた生涯を、3部作スタイルで描き出す。6月11日~13日の3日間、「近鉄アート館」(大阪市阿倍野区)で上演。料金は一般6500円ほか、チケットは発売中。
取材・文/吉永美和子
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 20時間前 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 2025.9.9 12:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
NEW 2025.9.9 11:00 -
カード利用で街がもっと便利に。アメックスで繋がる輪[PR]
NEW 2025.9.8 07:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.9.4 13:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.9.1 10:00 -
グラングリーン大阪で食べる、買う、楽しむ! 14選[PR]
2025.8.29 10:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
関西人なら違和感に気付く!? 8コの異変探し[PR]
2025.8.28 08:00 -
新しいものを全力で楽しむ!OMOろい旅 in 熊本[PR]
2025.8.25 09:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.8.16 08:30 -
25周年「アンパンマン列車」で、ゆかりの高知へ[PR]
2025.8.6 11:50 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年下半期の運勢は?
2025.7.1 00:00 -
神戸のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.30 11:00 -
京都・貴船&高雄のおすすめ川床、ランチからカフェまで【2025年】
2025.6.19 12:00 -
京都・川床おすすめランチ&ディナー、鴨川・貴船・高雄エリア別【2025年】
2025.6.11 15:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.4.10 11:00