登山にも暮らすのも快適・便利になった六甲山、神戸市が整備

3月26日にオープンした宿泊もできるコワーキング・レンタルオフィス「ROKKONOMAD」(提供:神戸市)
六甲山の整備において、レジャーとしての観点と、自然と共生したビジネス空間「六甲山上スマートシティ構想」の両方から準備を進めてきた神戸市。それらがおおむね整ったとして、久元喜造市長が3月25日の定例会見で成果を発表した。
まずひとつは、市街地と六甲山のふもとを結ぶバスのアクセス向上だ。神戸市バスは4月1日から、三宮・新神戸と「摩耶ケーブル下」を結ぶ18系統と、JR六甲道・阪急六甲と「六甲ケーブル下」を結ぶ106系統のバスで、「急行便」の運行を始める。
ターミナルとなる停留所以外には停車しないため、18系統では通常約30分、106系統では約20分の所要時間を、それぞれ約5分短縮。久元市長は、「今までは観光客も地域住民が使うバスに一緒に乗ってもらっていたが、急行便の登場でかなり利便性が上がる」と期待を寄せた。
続いて、六甲山最高峰エリアの再整備。標高931メートルの六甲山は、日本三百名山にも数えられる。
訪れる多くの登山客・観光客に気持ちよく使ってもらえるよう芝生広場を整備し、案内板は英語、中国語、ハングルと多言語に対応。トイレも約40年ぶりに刷新し、木材を使って景観にマッチするデザインへと生まれ変わった。
また、「働く・暮らす」場所として活用する「六甲山上スマートシティ構想」では、念願だった光回線が2020年12月に開通。
さらに、3月26日にはスマートシティの拠点となる「ROKKONOMAD(ロコノマド)」がオープンし、宿泊もできるコワーキングスペースやレンタルオフィス、ワーク・イン・レジデンスとして活用される。
久元市長は、「六甲山のゆったりした自然環境のなかで、美しい眺望を見ながらクリエイティブな活動をする人が増えるのが、たいへん楽しみ」と話した。
なお急行便バスの時刻表は、4月1日までに公式サイトで公開予定。「ロコノマド」のトライアル料金は1日2000円、会員は1カ月で4日利用6000円〜
取材・文・写真/合楽仁美
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 7時間前 -
大阪のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.12 10:00 -
万博から30分…大阪の駅近ホテル、快適すぎた[PR]
2025.6.12 07:00 -
京都・川床おすすめランチ&ディナー、鴨川・貴船・高雄エリア別【2025年】
2025.6.11 15:00 -
ホテルで贅沢に…大阪アフタヌーンティー2025年完全版
2025.6.9 11:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.6.9 10:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.6 16:30 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.5 11:00 -
神戸のホテルで贅沢に、アフタヌーンティー2025年最新版
2025.6.4 11:00 -
神戸のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.3 14:00 -
京都のホテルで楽しむ、アフタヌーンティー2025年最新版
2025.6.3 12:00 -
Olive LOUNGE船場でつながるイイ関係。[PR]
2025.5.30 17:00 -
万博・今だけの1杯も!大阪の巨大公園でイベント[PR]
2025.5.28 11:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.4.10 11:00 -
淡路島の観光&おでかけ&グルメスポット、2025年最新版
2025.4.2 19:30 -
テンプル大学、学生たちの京都生活。【PR】
2025.4.1 11:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.3.31 16:45 -
2025年は開業ラッシュ!大阪・梅田の新商業施設まとめ
2025.3.27 12:00 -
華やかスイーツ!京都のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.3.24 10:00 -
華やかスイーツ!神戸のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.3.7 14:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年上半期の運勢は?
2024.12.29 20:00