神戸ポートタワーが屋上を開放「レトロから新しい時代に」

現在の昼と夜の「神戸ポートタワー」。60年近く前にこの鼓形のシルエットが街に出現したと思うと、久元市長のコメントが実感として迫ってくる(2019年10月撮影)
メリケンパークや新港突堤、HAT神戸など、ウォーターフロントエリアに誕生する新しい施設を続々と発表する神戸市。久元喜造神戸市長が12月10日の定例会見で、リニューアルする「神戸ポートタワー」(神戸市中央区)への思いを語った。
港町として、ウォーターフロントの再開発に力をいれる神戸市。三宮駅から真南に下った新港第1突堤エリアに劇場型アクアリウム「神戸ポートミュージアム」などを2021年中にオープンし、「兵庫県立美術館」などがあるHAT神戸エリアには新たなアート作品が設置される。
そうした「新設」ニュースがたくさんあるなかでも、市民が気になるのは、2021年秋から着工する神戸のシンボル「ポートタワー」のリニューアルだ。
「ポートタワーができたとき、私はまだ小学生だったが、神戸の風景がものすごく大きく変わったことを、鮮明に覚えている」と、子どもの頃に味わった興奮を語った久元市長。
1963(昭和38)年の完成から約60年経ち、老朽化のため耐震補強を含めた改修工事がおこなわれる予定だ。
現在は鼓形に上下の広がった「低層部」「高層部」が人の入れるフロアだが、リニューアル後は、今まで入れなかった高層部の屋上を開放し、低層部の屋上(4階相当)もテラスに。
「今のポートタワーはレトロな雰囲気。あの姿のままで、もっと神戸らしくデザイン性の高い、新しい時代にマッチした施設内容になってほしい」と、どこか「昭和」が漂う現状からの生まれ変わりを久元市長は願った。
また、都心部とウォーターフロントの回遊性を高めるため、これまで実証実験を重ねてきた連節バスが、2021年4月から本格運行を開始。現在、路線の名称とロゴマーク(3案)のアンケート投票をおこなっている。
都心部から距離があるため、少しさびれた印象が拭えないウォーターフロントエリア。これらの取り組みで、にぎわいが生まれることを期待したい。
取材・文・写真/合楽仁美
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