霜降り粗品、動画投稿1万人超の大合唱に「痺れました」

司会を務めた霜降り明星・粗品(写真提供:MBS)
ベートーヴェンの『交響曲第9番』、通称『第九』を合唱する師走恒例のイベント『サントリー1万人の第九』が12月6日、「大阪城ホール」(大阪市中央区)で開催された。
1983年に始まった世界最大規模の同コンサートは今年で38回目を迎え、世界的指揮者の佐渡裕が22回目となる総監督・指揮を務めた。今年は新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑み、初の「無観客」での開催に。
『第九』の合唱は全国各地から寄せられた「動画投稿」を積み重ね、この日はのべ1万347人の歌声が響き渡り、会場は深い音色と感動に包まれた。浜村淳、林修、水野真紀、梅沢冨美男、松尾貴史、武井壮ほか計60人のタレントも参加したという。
今年の公演のテーマは「つながる」。公演時間は75分(従来は2部構成で150分)に縮小され、ゲストはピアニストの反田恭平のみが登場。2019年は朗読ゲストとして出演した霜降り明星の粗品が、今年は総合司会を務めた。

公演終了後、佐渡は「ベートーヴェンの生誕250年にあたる年にたくさんの演奏会がキャンセルになり、また世界中のオーケストラが演奏会を出来ない状況になりました。特にこの第九というのは歌が入っていますので、感染予防のことを考えるとたくさんの人がひとつのところに集まって一緒に声を出すのが非常に難しい状況だった」とコメント。
続けて、「練習すら出来ないというなかで、春の時点で会議を重ねました。自分ひとりでもやるつもりの覚悟でした。無観客、合唱団がいないということはもちろん悔しかったですが、感染しないさせないということが大事ですから。オンラインレッスン動画も第九の経験のすべてをここに吐き出したように思います。37年間分の想いを乗せている」と語った。
青春時代からクラシックに親しみ、佐渡を尊敬し続けてきた粗品は、同イベントの大ファン。今年の試みについて、「動画をひとつの音楽にまとめ上げることは出来ないのでは?と思っていましたが、実際今日聴いて非常に感動した」とコメント。
また「長い音楽史にも誇れるような1日になったんじゃないかなって思って聴かせていただいていました。本当に奇跡のコンサートだなと思いました。1万人全員にドラマがあって、そのドラマを、想いを噛みしめて歌っていることに痺れました」と、興奮を隠しきれない様子だった。
この模様は、12月19日・午後4時~4時54分放送の特別番組で放送される(MBS発JNN系列6局ネット)。
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