警戒感が強まる神戸市、大阪を警戒しながらコロナ対策を強化

最近の感染者拡大とその対策について説明する久元喜造神戸市長(7月29日・神戸市役所)
この2週間で全国的に急増した新型コロナウイルスの感染者数。神戸市でも7月31日現在で累計446人、直近の1週間で79人と過去最高数を記録した。ふたたび社会の警戒感が強まるなか、神戸市は感染防止対策を強化する。
7月29日の定例会見で「検査体制、医療体制、相談体制をしっかり確保するという基本を忠実におこなう」と説明した久元喜造神戸市長。ひとつ目にPCR検査数の拡充を挙げた。
現在、神戸市で1日に検査できる数は最大462検体。そこで、医療機器メーカー「シスメックス」(本社:神戸市中央区)の協力を得て、9月末までに最大562検体に対応できるようにする。
2つ目の強化策は、軽症・無症状患者のための療養施設をあげ、4月から100室を確保していた「ニチイ学館ポートアイランド宿泊棟」は、当初の予定から来年3月まで契約を延長。
また、7月末に契約終了したホテルに代わる市内ホテル110室程度の確保も合意済で、さらに別の市内ホテルとの協議も始めたという。
3つ目は、全国的に状況のひっ迫する保健所の体制強化だ。神戸市は8月末までに、他部署からの応援で事務職員を36人増員する。専門職についても、年度末までに保健師約40人、PCR検査を担う化学試験員を2人増員すると発表した。
会見で、「接待をともなわない飲食店でも、大勢で行くのは避けがほうがいいのではないか。また事業者のみなさんは、感染防止のガイドラインに沿って営業していただきたい」と呼びかけた久元市長。
7月30日には「大阪との往来が多い地域ではかなりの緊張感を持って対応する必要がある」とツイッターに投稿し、経済活動を維持しながらいかに感染者の急増を避けるか、気を引き締める様子が伝わる。
取材・文・写真/合楽仁美
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