京都の老舗ホテルが、高級路線へとリニューアル

時代を超えた美しい館からは、京都市文化財(名勝)の庭と村野藤吾氏作の「白砂の中庭」を眺めることができる
京都を代表する高級ラグジュアリーホテルに変わるべく、大規模な改修をおこなっている「ウェスティン都ホテル京都」(京都市東山区)。数寄屋風別館「佳水園」が、贅を尽くした旅館として7月17日にリニューアルオープンする。
1890年に遊園「吉水園」として創業し、1900年に「都ホテル」として開業した歴史ある同ホテル。2018年から大改装プロジェクトをスタートし、客室の東館、本館に続き、オールデイダイニング、ティーラウンジ、バー、クラブラウンジなどを順次刷新。そして今回の「佳水園」は、建築好きから注目を集めるスポットだ。
東山の華頂山から続く地形に立つ和風建築の別館で、近代建築の巨匠・村野藤吾氏が高低差のある環境を活かして設計。今回は、村野氏らしい曲線美や優美さを活かしながら、最先端の設備と快適性を兼ね備え、「高級旅館」気分が味わえる。
従来約40平米だった客室は、部屋数を減らして約70平米まで拡充。約1200メートルの掘削で湧出した天然温泉を引き込み、加水なしの源泉掛け流しを各部屋の浴室で提供。部屋食のために、食事用の部屋まで準備されている。
今回の改装は2020年に130周年を迎えるにあたって、「施設の耐震化や空調・配管などの設備更新とともに、近年のインバウンドの高まりによるホテルの建設ラッシュを鑑みて、他社との明確な差別化を図るために、ラグジュアリーホテルとしての地位確立に大きく舵を切りました」と、マーケティング部長の伊東直人さんは話す。
そのため、同ホテルの宿泊料金はスーペリア1室6万円から、「佳水園」は20万~37万円(税・サ別)となっており、近畿以西の国内の富裕層をターゲットに、SNSを中心とした誘客を図る。2020年内にはすべての改修を終えて、新型コロナウイルス感染が収束した後にインバウンドも視野に入れていくとのこと。
取材・文/中河桃子
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