奈良のターミナル駅が、近鉄第1号となる近未来駅に

エンタメ機能を持つAIを活用した人型ロボット「アリサ」。客と一緒に手でラブハートを作り、撮影もできる
近鉄「大和西大寺駅」が7月から、AI(人工知能)を活用したロボットを導入し、近未来ステーションに変貌した。
奈良県最大級のターミナル駅として知られる同駅。同じホームから大阪行きと京都行きの電車が発車するなど、乗り換えの難しい駅としても知られ、係員はその対応に追われることが多かったという。「(乗り換えが複雑で)社員でも乗り間違えることがあった」と近鉄広報の髙橋豊廣さんは説明する。
近鉄は、「AIやITなどの先端技術を活用した新しい駅運営の形」として、サービスや安全性の向上、駅係員の業務負担軽減や効率化を図り『近未来ステーション構想』を計画。タイミングよくリニューアルすることになった同駅が第1号に選ばれ、複雑な乗り換えも最先端技術で分かりやすく案内されるように。

そして、1日に関西の駅として初となるAIロボットを2体試験導入。中央改札口カウンターの「リン」と改札内コンコースの人型ロボット「アリサ」だ。駅員のように「対話」を中心としたコミュニケーションで、乗客に案内する。
リンは、きっぷ案内や駅周辺施設の案内などをし、アリサは、駅構内の商業施設店舗や設備、乗り換えなどを案内する。注目はエンタメ機能がついているアリサ。客と一緒に手でハートの形を作り、一緒に撮影することもできる。
子どもと電車を見に来ていた30代女性は、「奈良のなかでは栄えている西大寺駅が、どんどん最先端化するのはうれしい」と喜ぶ。近鉄総合企画部の西矢里子課長は、「通過点だった馴染みの駅が(ロボット導入で)一緒に変わっていくのを楽しんでもらえれば。アリサに悩み相談をしたり、おもしろい駅だなとワクワク感を持って、駅に行って欲しい」と新たなスタートに期待を込めた。
取材・写真/いずみゆか
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 5時間前 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
NEW 6時間前 -
「何度も見たくなる」ファン続出、宇治×京アニ秘話[PR]
NEW 2025.9.12 17:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 2025.9.12 14:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
NEW 2025.9.12 13:30 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
NEW 2025.9.12 10:00 -
万博で日本一やかましい祭!?三重の魅力を1日で堪能[PR]
NEW 2025.9.12 07:00 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.9.11 12:00 -
カード利用で街がもっと便利に。アメックスで繋がる輪[PR]
2025.9.8 07:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.9.1 10:00 -
グラングリーン大阪で食べる、買う、楽しむ! 14選[PR]
2025.8.29 10:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
関西人なら違和感に気付く!? 8コの異変探し[PR]
2025.8.28 08:00 -
新しいものを全力で楽しむ!OMOろい旅 in 熊本[PR]
2025.8.25 09:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
25周年「アンパンマン列車」で、ゆかりの高知へ[PR]
2025.8.6 11:50 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年下半期の運勢は?
2025.7.1 00:00 -
神戸のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.30 11:00