奈良県立美術館が再開、戦後日本絵画の名品90点が一堂に
2020.5.21 06:15

白髪一雄《貞宗》1961年 90×116.3cm 油彩・カンヴァス 京都工芸繊維大学美術工芸資料館蔵
(写真4枚)
4月18日から「奈良県立美術館」(奈良県奈良市)でおこなわれる予定だった展覧会『熱い絵画 大橋コレクションに見る戦後日本美術の力』。新型コロナウイルスの感染拡大により延期を余儀なくされていたが、5月19日より開催の運びとなった。
大橋コレクションは、関西の企業家・化学者、大橋嘉一氏(1896~1978)が築き上げたもの。主に1950~60年代の絵画、版画、彫刻約2000点から成り、氏の没後は「奈良県立美術館」「国立国際美術館」母校である「京都工芸繊維大学」の美術工芸資料館に分割して寄贈された。本展では絵画90点が展示されるが、3館に分散したコレクションが一部とはいえ一堂に会するのは今回が初めて。

展覧会は、戦前・戦中から創作活動を行ってきた作家、戦後に本格的な創作活動を始めた作家、日本から欧米の前衛美術に身を投じた作家など、5つの章で構成されている。戦後の日本絵画の熱いエネルギーをたっぷりと体感したい。また、美術界におけるパトロン(支援者)とコレクター(収集家)の関係を知る意味でも本展は重要である。
なお、来館に当たっては、マスク着用、手指の消毒・手洗い、他者と距離を取る、大勢での来館は控えるなど、「新しい生活様式」のマナーをお忘れなく。県外からの来館は控えて欲しいとしている。
文/小吹隆文(美術ライター)
『熱い絵画 大橋コレクションに見る戦後日本美術の力』
期間:2020年5月19日(火)~7月5日(日)※月曜休
時間:9:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
会場:奈良県立美術館(奈良県奈良市登大路町10-6)
料金:一般800円、大高600円、中小400円
電話:0742-23-3968
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