子猫を1カ月半だけ育てる機会、大阪で

大阪府の『子猫育成サポート事業』で子猫育成サポーターに預けられている子猫の様子 提供:大阪府
所有者のいない子猫を保護する大阪府で、2018年に導入された『子猫育成サポート事業』。その2020年度のサポーターを現在募集している。
遺棄や虐待により所有者がいない動物を保護し、譲渡を促進する事業として全国に設置される「動物愛護管理センター」。そこで里親とマッチングさせるため、各地でさまざまな取り組みがおこなわれているなか、大阪府で導入された同事業が順調だ。
生後6週齢程度の子猫を自宅で預かり、約6週間育成するボランティアが、「子猫育成サポーター」。人との触れ合いのなかで子猫を育て、譲渡されてからもすぐに人間生活に慣れるよう、幸せに暮らせるようにすることが目的だ。
現在14人がサポーターとして活動し、これまで31匹を育成。そのなかから、すでに19匹が新しい飼い主に譲渡されている。
担当者は、「譲渡までの6週間、命を預かる面では大変で責任のある活動ですが、『かわいい子猫の成長を通じて貴重な体験ができた』というサポーターの声もいただいている」と説明。
サポーターたちはまず、動物看護師を育てる専門学校による講習を受講。その後、生後間もない子猫を預かり、食事はもちろん、排せつを補助したり、体重測定や衛生管理をしながら成長を記録していく。
育てるうえで必要になるゲージやエサ、シーツ、キャリーなどは府から支給。「何のサポートもなく育ったネコよりも譲渡先での生活にスムーズに対応できる」とその後、子猫たちは譲渡会などを通じて里親に譲渡される。
2020年度のサポーターは、1月10日まで募集。大阪府の吉村洋文知事は、「とても貴重な制度で、サポーターの方たちの活動もとてもありがたい。サポーター、猫、里親がつながる機会をもっと増やしていきたい」と呼びかける。応募方法など詳細は公式サイトにて。
取材/岡田由佳子
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