絵画のような北欧陶芸、ブリュック回顧展
2019.7.24 07:00

『ライオンに化けたロバ』(1957年)
(写真4枚)
フィンランドを代表する陶芸作家ルート・ブリュックの回顧展が、「伊丹市立美術館」(兵庫・伊丹市)で9月7日から開催される。
色鮮やかなタイルに、蝶のモチーフを標本のように配置した『蝶たち』(1957年)や、淡い藤色の陶板をキャンバスに美しい結婚式を描いた『結婚式』(1944年)など、陶板作品で自然や生活のワンシーンを表現したブリュック。その作品は絵画のように繊細な色遣いで、戦後のフィンランドに彩りを添えた。
蝶類学者である父とともに、幼い頃から自然や美術に親しんだ彼女。フィンランドの名窯「アラビア製陶所」で働きながら陶芸を学び、愛するモチーフを表現する一方、1950年後期ごろから抽象的な「モザイク壁画」に取り組むようになる。数千万という膨大な数のタイルを手作業で組み合わせた、迫力ある壁画作品にも鮮やかな色彩感覚が活かされている。
展覧会では陶板作品を前期、タイル壁画を後期と分けて、約200点の作品群を展示。開幕前日の6日にはプレイベントとして女優・小林聡美のトークショーも開催される。期間は10月20日まで。
『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』
期間:2019年9月7日(土)〜10月20日(日)
営業:10:00〜18:00(入館〜17:30) ※月曜休館
会場:伊丹市立美術館・伊丹市立工芸センター(伊丹市宮ノ前2-5-20)
料金:入館料=一般800円、大高生450円、中小生150円
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