大和郡山市の工芸フェア、5月の風物詩に
2019.5.29 05:00

家族連れなどで賑わう会場内の様子
(写真8枚)
金魚の街として知られる奈良県大和郡山市の「郡山城跡」で、毎年5月に開催される現代工芸フェア『ちんゆいそだてぐさ』が、今年で7回目を迎えた。
大阪芸術大学工芸学科の山野宏教授らその道のプロがおこなう事前審査を経て、全国の伝統工芸職人や工芸・クラフトを生業とするプロが集まる同フェア。そのクオリティーの高さからギャラリーのオーナーが買い付けにくるほどだ。
広島県の宮島でギャラリーを営む末田さん(50代女性)は、「作家から作品について直に聞けて、交渉できる機会はなかなか無い。また、プロを目指す新人にもプロと同じ場に立つチャンスを与えているので、実際にギャラリーで取り扱うことになった若い作家もいる」と魅力を語る。

プロの工芸・クラフト作家の出店は、約90ブース。なかでも鹿や金魚など、奈良らしいデザインが目を引く伝統工芸品「奈良団扇(ならうちわ)」のブースには、職人・池田匡志さん(「池田含香堂」六代目)の透かし彫り実演を眺めながら作品を手に取る、多くの来場者が集まった。
普段、敷居の高い工芸品をカジュアルに楽しめるのも同フェアの魅力。大和郡山市が出店した金魚すくいで子どもと楽しんだという地元の女性は、「お洒落なものが多く、来年も楽しみ。子どもと一緒にまた来たい」と笑顔で話した。同フェアは年々知名度を上げ、大和郡山市の5月の風物詩として地域に根差しつつある。
取材・文・写真/いずみゆか
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