大阪で、時代や世相を読み解くおもちゃ展
2019.3.21 06:00

トンボ 国立民族学博物館蔵
(写真5枚)
江戸時代から1970年代までの日本のおもちゃをテーマにした特別展『子ども/おもちゃの博覧会』が「国立民族学博物館」(大阪府吹田市)で3月21日からおこなわれる。
おもちゃの展覧会と言っても、ただかわいい、懐かしいだけではない。おもちゃを通して、時代や社会の変遷を振り返るのだ。たとえば江戸時代のおもちゃは、作られた地域の地理、歴史、文化との関りが深く、子どもの誕生や健やかな成長を願ったものが多い。

明治時代になると西洋文化が積極的に取り入れられ、学校や軍隊の制度が施行されたことにより、おもちゃも大きく変化する。その一例が富国強兵政策と密接に関連する、戦争を題材にしたおもちゃ。第2次世界大戦後は、アメリカへの憧れを反映したおもちゃをはじめ、科学技術の発展を取り込んだ新技術・新素材のもの、最先端のファッションを取り入れた少女人形など、多彩なおもちゃが登場する。展覧会はおおむね時代ごとに分類され、全5章で構成。展示総数は約1300点に上る。
おもちゃは子ども向けだが、それらが作られた時代の社会、世相、価値観が色濃く反映されている。親子ともども楽しめ、家族のお出かけにも向いている。期間は5月28日まで、料金は一般420円。
文/小吹隆文(美術ライター)
『子ども/おもちゃの博覧会』
期間:2019年3月21日(祝・木)~5月28日(日)※水曜休(5/1開館)
※会期中に展示替えあり
時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで
会場:国立民族学博物館(大阪府吹田市千里万博公園10-1)
料金:一般420円、大高生250円、中学生以下無料
電話:06-6876-2151(代表)
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
華やかスイーツ!神戸のいちごビュッフェまとめ・2026年版
NEW 7時間前 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2026年版
NEW 10時間前 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.16 11:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
2025.10.16 10:00 -
京都「オーバーツーリズムって何?」#空いてる国宝萬福寺[PR]
2025.10.15 18:15 -
【大阪・関西万博2025】半年間ありがとう!地元編集部が取材した人気グルメから穴場スポットまとめ
2025.10.13 11:00 -
淡路島の「日本酒」に注目!秋の旬と味わう旅へ[PR]
2025.10.10 17:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.10.8 11:00 -
港町の心地よさに浸る、OMOろい旅 in 函館[PR]
2025.10.7 16:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.10.6 00:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.10.1 08:30 -
なぜこんなに「宇治抹茶」が世界的に人気なのか?[PR]
2025.9.30 08:00 -
写真を撮って…豪華賞品ゲット!期間限定コンテスト[PR]
2025.9.29 19:00 -
話題の新作ノンアルビール、飲んでみた[PR]
2025.9.24 11:30 -
Osaka Pointでおいしくたのしく大阪めぐり[PR]
2025.9.22 17:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
2025.9.12 13:30 -
万博で日本一やかましい祭!?三重の魅力を1日で堪能[PR]
2025.9.12 07:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
大阪から行く高知のおでかけ・グルメ2025最新版
2025.8.22 17:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00