関西のベスト舞台賞、ヨーロッパ企画に

舞台『サマータイムマシン・ワンスモア』より 写真/清水俊洋
「関西で上演された作品」を対象に、作品、俳優、再演作品の半期ベストを独自の評価で決めるイベント企画「関西Best Act」。大阪市内で16日に開催され、2018年下半期の各受賞作・受賞者が決定した。
「該当期間中に、関西で4本以上の作品を観た人」を対象に、主に一般観客の投票と、話し合いによって各ベストを決める同企画。今回は、昨年結成20周年記念ツアーをおこなった、京都の劇団・ヨーロッパ企画の強さが目立つ結果となった。
ベスト作品は、瑛太主演で映画化もされた、ヨーロッパ企画の代表作『サマータイムマシン・ブルース』の続編『サマータイムマシン・ワンスモア』。「タイムパラドックスから生まれる複線と笑いが数倍増して、前作を越えることに成功した。単純にSFモノとしても、かなり高度な内容」と、絶賛に近い評価を受けた。
ベスト俳優は、そのヨーロッパ企画の劇団員・中川晴樹。主演を務めた『〜ワンスモア』はもちろんだが、ゲスト出演した京都の後輩劇団・THE ROB CARLTONの『SINGER-SONGWRITERS』で見せた、ちょっとウザめの貴族役にも票が集まった。会場では、「出てきた瞬間、客席がザワついたほど『こいつヤバい感』が際立ってた。本作も『〜ワンスモア』も、どうしても企みが外れてしまう人を、面白さと哀愁を両立させて見せるのがうまい」との声が。

ベスト再演作品は、名古屋の演劇ユニット・KUDAN Projectが、13年ぶりに関西で上演した『真夜中の弥次さん喜多さん』。「10数年もレパートリーとして演じ続けた、究極の完成度が圧巻。観劇後に自分の記憶まで曖昧になるなど、現実に引きずる効果がすごい」との理由で、『〜ワンスモア』と同時に再演された『〜ブルース』を抑える形となった。
「今後はベストを決めるだけでなく、この結果を受けてみんなが劇場に足を運ぶという、導線になるようなことも仕掛けられたら」とは、イベント主宰者のひとり・今西音和さん。次回2019年上半期の話し合いは、今年7月頃に開催される予定。
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