大阪の小劇場、閉館後に異例の新築移転
2018.11.2 13:00

2002年におこなわれた劇場プロデュース公演『cafe independent』より
(写真2枚)
18年にも渡って関西の演劇シーンを支えてきた大阪・日本橋の小劇場「インディペンデントシアター 1st」(大阪市浪速区)が、現在の劇場を2018年12月末で閉館。別の場所に劇場を新築し、2019年6月頃に移転オープンすることが発表された。
「インディペンデントシアター1st」は、当初「ジャングルインディペンデントシアター」の名前で2000年にオープン。大阪メトロ・恵美須町駅からほぼ直結というアクセスの良さもあり、地元のみならず、北は北海道、南は沖縄まで、数多くの劇団に愛用されてきた。
今回の移転は、建物の老朽化に加え、土地及び建物の賃貸契約を打ち切られたことが大きなきっかけ。当初は既成の建物の再利用を検討したが、条件に合う物件が見つからず「ゼロから条件に合う劇場を新築してしまうしか無いのではないか?」と新築移転が決定。リノベ物件を使用することが多い小劇場シーンでは、異例のことだ。

新しい場所は、現在地からややなんばエリア寄りで、規模は現在と同じ80席程度だが、「客席のひな壇の段差を大きくして見やすくしたり、バリアフリー対応をしたりと、お客様にとってもより良い環境になる予定です」と、劇場プロデューサーの相内唯史さん。演じる側にも観る側にも「ファースト(最初の)ステップなのに、ファースト(最上位)クラスの劇場」を目指していくという。
12月13日~15日には、現在の場所で劇場の歴史を振り返るトークイベントを開催。劇場のキャッチ「日本で一番アグレッシブな劇場」の名前に恥じない、華々しいラストスパートに期待しよう。
文/吉永美和子
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 14時間前 -
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 15時間前 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
NEW 2025.9.1 11:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
NEW 2025.9.1 10:00 -
グラングリーン大阪で食べる、買う、楽しむ! 14選[PR]
2025.8.29 10:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
2025.8.28 11:00 -
関西人なら違和感に気付く!? 8コの異変探し[PR]
2025.8.28 08:00 -
新しいものを全力で楽しむ!OMOろい旅 in 熊本[PR]
2025.8.25 09:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.8.16 08:30 -
25周年「アンパンマン列車」で、ゆかりの高知へ[PR]
2025.8.6 11:50 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年下半期の運勢は?
2025.7.1 00:00 -
神戸のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.30 11:00 -
京都・貴船&高雄のおすすめ川床、ランチからカフェまで【2025年】
2025.6.19 12:00 -
京都・川床おすすめランチ&ディナー、鴨川・貴船・高雄エリア別【2025年】
2025.6.11 15:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2025年版
2025.4.10 11:00 -
淡路島の観光&おでかけ&グルメスポット、2025年最新版
2025.4.2 19:30