スイミーが来日、兵庫で絵本作家展

レオ・レオーニ「フレデリック」1967年 Frederick © 1967,renewed 1995 by Leo Lionni/Pantheon Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family
赤い色をした兄弟たちのなかで唯一黒い色をした、魚の物語『スイミー』。小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれている作品だが、この作者として知られるレオ・レオーニ(1910〜1999)の展覧会が「伊丹市立美術館」(兵庫県伊丹市)で8月11日からおこなわれる。
オランダ生まれのユダヤ人であるレオーニは、第二次世界大戦中にイタリアからアメリカに亡命。イラストレーター、グラフィック・デザイナーとして活躍した後、49歳のときに孫のために制作した『あおくんときいろちゃん』で初めて絵本を手掛けた。その後、ねずみの『フレデリック』や、しゃくとりむしの『ひとあしひとあし』など、小さな主人公が「自分とは何か」を模索し、自分らしく生きることを学んでいく物語など、40冊近くを発表している。また、水彩、油彩、コラージュなど、さまざまな技法を用いて絵を描いているが、子どもの絵本に初めて抽象表現を取り入れたことにも注目すべきだ。

本展では、ヨーロッパとアメリカを移動し続けたレオーニの波乱の生涯と重ね合わせながら、絵本原画を紹介するほか、アート・ディレクターとしての仕事、絵画、彫刻など幅広い活動を約200点の作品で紹介。来日する『スイミー』の原画5点も見どころだ。期間は9月24日まで、料金は一般800円ほか。
『みんなのレオ・レオーニ展』
期間:2018年8月11日(祝・土)〜9月24日(休・月)※月曜休(9/17開館、9/18休館、9/24開館)
時間:10:00〜18:00(入館は〜17:30)
会場:伊丹市立美術館(兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20)
料金:一般800円、大高生450円、中小生150円
電話:072-772-7447
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