京都で、虎屋と木版画工房のコラボ展

虎屋が所蔵する木版。竹笹堂の摺師によって、木版画としてよみがえった
和菓子の老舗「虎屋」が、明治24年創業の木版画工房の「竹中木版 竹笹堂」(京都市下京区)の協力で企画展を開催。喫茶「虎屋菓寮 京都一条店」(京都市上京区)で、木版画とお菓子、その歴史が同時に楽しめる。
かつて掛紙やお菓子のラベルなどに木版画を使っていたという「虎屋」。今回の『竹に虎 見てたのし、使ってよろしい商業版画』展について、京都管理部文化事業課の相田文三さんは「木版画は美術品というイメージがありますが、商業印刷として注目してみようと企画しました」と、話す。
会場では「虎屋」が所蔵する版木から再現した版画、大正時代に四条に出店していた茶菓舗「虎屋」のお品書きなどを紹介。さらに「竹笹堂」の仕事道具、商業印刷として製作した掛紙、うちわなども展示し、風合いを生かしたデザインのおもしろさ、お菓子の歩みが、木版画を通じて伝わってくる内容に。

今回の企画は、「竹中木版 竹笹堂」の摺師・森愛鐘さんと「虎屋」が、昨年に同会場の展示会で縁ができたことから実現。森さんが「虎屋」の蔵に保存されていた版木から版画を再現し、季節の生菓子を題材とした新作も制作した。
新作は3~4版の色を重ね、饅頭に押された焼印のぼかしまで、摺師の手腕で表現されて、印刷では出せない、あたたかな風合いに。こちらは期間限定で「虎屋菓寮」のメニューに使用されており、木版画と同じお菓子をいただくことができる。料金はお茶とセットで1242円~、また木版画のポストカードは1枚378円で販売。

企画展は5月20日まで、入場は無料。期間中は、近隣の「虎屋 一条店」では限定商品の販売や、「竹笹堂」デザインの掛紙をかけてもらうことができるのでお声がけを。
取材/宮下亜紀
『竹に虎 見てたのし、使ってよろしい商業版画』展
期間:2018年4月21日(土)〜5月20日(日)
時間:10:00〜17:00
会場:虎屋菓寮 京都一条店 虎屋 京都ギャラリー(京都市上京区一条通烏丸西入ル広橋殿町400)
料金:入場無料
電話:075-431-4736
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 2025.9.14 10:10 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
NEW 2025.9.14 08:30 -
「何度も見たくなる」ファン続出、宇治×京アニ秘話[PR]
NEW 2025.9.12 17:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.9.12 14:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
2025.9.12 13:30 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
2025.9.12 10:00 -
万博で日本一やかましい祭!?三重の魅力を1日で堪能[PR]
2025.9.12 07:00 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.9.11 12:00 -
カード利用で街がもっと便利に。アメックスで繋がる輪[PR]
2025.9.8 07:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.9.1 10:00 -
グラングリーン大阪で食べる、買う、楽しむ! 14選[PR]
2025.8.29 10:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
関西人なら違和感に気付く!? 8コの異変探し[PR]
2025.8.28 08:00 -
新しいものを全力で楽しむ!OMOろい旅 in 熊本[PR]
2025.8.25 09:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
25周年「アンパンマン列車」で、ゆかりの高知へ[PR]
2025.8.6 11:50 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年下半期の運勢は?
2025.7.1 00:00 -
神戸のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.30 11:00