しりあがり寿、謎の「回転」作品
2017.1.11 07:00

《回るヤカン》2016 撮影:宮島径 ©Shiriagari Kotobuki(伊丹市立美術館にて、1月14日より)
(写真2枚)
『弥次喜多 in DEEP』『地球防衛家のヒトビト』『あの日からのマンガ』などで知られる漫画家・しりあがり寿。近年はエッセイ、演劇、音楽、ゲームなどにも力を入れている彼が、「回転」をテーマにした『しりあがり寿の回・転・展』を、1月14日より「伊丹市立美術館」(兵庫県伊丹市)で開催します。
展覧会は、描画の妙味を堪能できるパートと、回転をテーマにした新近作パートの2部で構成されています。前者は、代表作の原画、墨絵のインスタレーション、彼が「ゆるめーしょん」と名付けた映像インスタレーション約70点を展示。後者は、ヤカン、美術作品、映像、日用作品など、あらゆるものを回してしまう回転作品約10点(うち1点は伊丹だけの特別出品)となります。

ヘタウマ風の絵とシュールな世界観で知られるしりあがり作品ですが、その根底には、現代社会に対する批評精神、弱者に寄り添う姿勢が感じられます。そんな彼が提示する「回転」の意味とは? 会場で作品を見て、その真意を考えてみましょう。
文/小吹隆文(美術ライター)
『しりあがり寿の現代美術 回・転・展』
期間:2017年1月14日(土)〜3月5日(日)・10:00〜18:00 ※入館は17:30まで 月曜休
会場:伊丹市立美術館(兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20)
料金:一般800円、大高生450円、中小生150円
電話:072-772-7447
※会期中に関連イベントあり。詳しくは公式サイトにて
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