京都で、ネスプレッソの「珈琲茶会」

「弘道館」(京都市上京区)で開催されたネスプレッソの「珈琲茶会」。薄茶の代わりにエスプレッソをいただく
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5月21日、ネスプレッソ初となる「珈琲茶会」が「有斐齋 弘道館」(京都市上京区)で開催された。視覚、嗅覚、味覚でエスプレッソを味わうコーヒーテイスティングを茶道の世界にならって体験できるとあり、本サイトで行った参加者募集にはたくさんの応募が寄せられた。
会場となる弘道館は、江戸時代中期の儒者・皆川湛園が創設した学問所跡地で、現在はお茶会や能、京菓子の講座などを開催する文化サロン。シャンパン茶会など、いろんなお茶会をプロデュースする茶人の太田宗達さんにより、道具や軸、菓子、庭にいたるまで、今回のためだけにコーディネートされた。

控えの間ではまず、軸に仕立てられた「レオナールフジタ」の絵画がお出迎え。茶会のテーマである東洋と西洋の出会いを感じさせてくれる。広間には500年前に描かれた狩野永徳の軸、菓子皿は野村徳庵がバカラに別注した向付小鉢など、貴重な美術品を間近で見たり、触れたりできる貴重な機会となった。
お茶会では通常、薄茶には干菓子、濃茶には主菓子が供されるが、今回は薄茶のかわりにネスプレッソで淹れたエスプレッソを供するという前代未聞の試み! 柄杓でマシンに水を注いだり、なつめからネスプレッソのカプセルを取り出したり、エスプレッソを淹れる所作に、薄茶のお点前が取り入れられているのが興味深い。

茶会の最後は濃茶を回し飲むことに。太田さんによると、濃茶を回し飲む作法は、ポルトガルからカトリック教徒が持ち込んだワインを回し飲む聖杯の儀式に由来しているとのこと。今回の茶会のテーマである「濃茶 薄茶からの考察 東洋と西洋の出会い」がこんなところにも隠されていることに驚きつつ、おいしく練られた濃茶をずずっと吸い切った。
取材・文/天野準子 写真/エディオオムラ
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