全国4カ所で舞台見放題パスが登場
2016.2.25 15:54

アトリエ劇研
(写真2枚)
期間中、何度も入場できるフリーパス制度。娯楽施設ではよく聞くが、全国4カ所の劇場で行われる公演が見放題となる珍しいフリーパスが、京都市左京区の小劇場「アトリエ劇研」で2月22日より販売された。
同施設では、劇場をサポートする「支援会員」を募集しており、会員には劇場で行われる1年間の全公演を観劇できるパスが発行される。今年はさらに、東京の「こまばアゴラ劇場」、三重の「津・あけぼの座」、愛媛の「シアターねこ」での公演も同パス(学生会員は除く)で入場できるように。劇場ディレクターのあごうさとしさんによると複数の劇場をまたがった支援会員制度は世界的にも珍しい試みという。年会費は一般30,000円、26歳以下25,000円、学生20,000円など。芝居の平均料金を仮に2,000円とすると15回、各公演1回の条件があるので毎週別の公演を観たとして最速3〜4カ月で元が取れる計算だ。
「アトリエ劇研」では、事前に審査&選出した劇団やアーティストの公演を中心に上演。なかには「演劇界の芥川賞」と言われる「岸田國士戯曲賞」にノミネートされた柳沼昭徳や、韓国で最も権威のある演劇賞を外国人で初受賞した多田淳之介も。また劇団青年団主宰の平田オリザが支配人を務める「こまばアゴラ劇場」は、全国でも注目度の高い公演が多い。

年度始めには、このパスを早速有効活用できる演劇祭『アトリエ劇研スプリングフェス』(4/8~5/8)も開催。劇場がサポートする若手11劇団のショーケース公演や、前述の柳沼昭徳の新作など、舞台鑑賞の魅力がつまった企画だ。「必然的にいろんな舞台を観ることになるので、舞台芸術を見る目が養われます」とあごうさんが語るように、観劇生活が豊かになるこの制度をぜひ利用したい。
取材・文/吉永美和子
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